【レビュー】無線LANルーター I-O DATA WN-AX2033GR2/E
購入動機
我が家のインターネット回線をWiMAXからBIGLOBE光に変更しました。
WiMAXの端末は据え置き型の「Speed Wi-Fi HOME L01」を使っていたため Wi-Fiルーターは不要でした。
WiMAX に変更する前は Yahoo BB ADSL で、その時にWi-FiルーターWHR-G54Sを使用していました。
最大速度が54Mbpsで更に型が古いので、当然のことながらIPv6に対応していないためWi-Fiルーターを買い換える必要が出てきました。
購入する前の事前調査として光回線についていろいろ調べてみましたが、あまりにも情報量が多すぎるためさっぱりわからない、むしろ混乱しました。
機種選定
IPv6に対応している wi-fi ルーターを調べているとピンからキリまであることが分かりました。
ポイントは
周波数帯
Wi-Fiには2.4GHz帯と5GHz帯の2つの周波数帯域がありますので、両方に対応している機器を選びます。
通信規格
「11a」「11b」「11g」「11n」「11ac」の5種類があり、11nと11acに対応していれば良いです。
現行機種のほとんどが対応していました。
通信速度
5GHz帯の最高速度は11acの「1733Mbps」、2.4GHz帯の最高速度は11nの「800Mbps」です。
家ではそれほど速度を気にする作業はしていません。
現状「Speed Wi-Fi HOME L01」では、Windows Updateの際に50Mbps出ています。
通常の使用ではピーク時で20Mbpsくらいでれば問題ないと考えました。
5GHz帯で867Mbpsまたは1733Mbps、2.4GHz帯で300Mbpsが主流のようです。
アンテナ数
接続台数が多いとアンテナが多い方が良いです。
4本か2本が主流のようです。
4×4と書かれていても、5Ghz帯がアンテナが4本で、2.4Ghz帯では2本というものがあります。
到達距離
Wi-Fiの電波が届く距離は明確には分かりません。
商品説明に書かれている内容、例えば3階建てとか、4LDKとかいうのを目安にするしかありません。
購入したのは
家族5人なのでそれぞれが1台ずつスマホを持っています。
私がメインで使っているパソコン、そして子供たちが使っているノートパソコンが2台あります。
またEchoDOTや Fire TV 、Fire タブレット、家の中でサブに使っている Windows タブレットや Android 端末があります。
無線LANルーターに接続する台数を数えてみると16台くらいあります。
家は2階建ての戸建てなので仕様としては3階建てモデルにした方がいいかもしれません。
ただ家では速度を重視するような作業はないので安いルーターでもいいかと思いました。
最初に選択したのが、I-O DATAのWN-AX1167GR2です。
867+300Mbps、IPv6、3階建/4LDK/で接続台数が16台となっています。
さらにVPN接続が可能ということですので、外で無料Wi-Fiを使用する際に安全な接続ができます。
価格で目に惹かれたのがI-O DATAのWN-DX1167R/Eです。
末尾に/Eとつくのが簡易包装版で、保証期間が通常版は3年に対して1年となります。
N-AX1167GR2との違いは、有線LANポートが1000Mbpsではなく100Mbpsになることと、VPNの機能がないことです。
両機種共に内蔵アンテナ2本ですので、できれば4本のほうが無難かと思いました。
またビックローブ光の「IPv6サービス対応動作確認機種」を確認しました。
その中に「WN-AX2033GR2」があり、こちらがアンテナ4本でしたので決めました。
v6プラス設定
事前にv6プラスの設定しておき工事が終わったあとONUに接続しました。
[インターネット]→[v6プラス,IPv6オプションなど]チェック→設定
接続後電源ランプが点灯になるまで待ち、設定画面から
[ステータス]メニューの[インターネットの設定]→[接続方法]に[v6プラス,IPv6オプションなど]
となっていれば接続に成功しています。
電波状況と速度
無線LANルーターはほぼほぼ家の中心に設置しました。
SONY Xperia A SO-04Eで電波状況と速度を測定。
5Ghz帯
近く:-50dB 100Mbps
1階の外れ:-60dB 70Mbps
2階の真上:-70dB 70Mbps
2階の外れ:-80dB 40Mbps
2.4Ghz帯
近く:-50dB 100Mbps
1階の外れ:-50dB 60Mbps
2階の真上:-50dB 50Mbps
2階の外れ:-50dB 30Mbps
5Ghzは2階で無線LANルーターから一番遠い位置では接続が不安定でした。
また5Ghz帯では電波の品質は落ちても、通信速度は2.4Ghzよりも早いことがわかりました。
有線
下り120Mbps 上り100Mbps
有線LAN直挿しの測定なので、これが我が家の光回線マックス速度と思われます。
メインパソコン
2.4Ghz帯のみのPLANEX GW-USSuper300を使用しています。
アンテナは4本マックス立っており、通信速度は上下ともに80Mbps程度出ています。
WiMAX有線でだいたい50Mpbsだったので、光回線に変更したことで通信速度は飛躍的にアップしました。
Wi-Fi設定コピー機能
Speed Wi-Fi HOME L01から設定をコピーを試みました。
5Ghzはコピーできたのですが、2.4ghzがコピーできませんでした。
設定をコピーすると元々無線LANルーターで持っているSSIDと旧のSSIDが見えます。
SSIDが変わるとすべての端末機器のWi-Fi設定を変えないといけません。
今回は旧ルーターと同じSSIDを設定し、旧ルータのSSIDを変更しました。
VPNが使えない
外部からVPNを使用し自宅経由でインターネットを使用する予定でしたが、v6プラス,IPv6オプションを有効にすると使えないことが判明しました。
自宅での速度を優先事項としたいので、VPN接続は諦めました。
評価:★★★
初期設定は「かんたんセットアップガイド」を見ながら手順通りに実施して、問題なく設定が完了できました。
電波の飛び、通信速度は特に問題を感じていません。
家族5人で使用し、接続台数が16台でも遅くなるという感じはありませんでした。
ただし速度をマックスで使用するダウンロードやアップロードを行うと他の機器の通信でもたつくことはあります(当然ですが)。
これまで使っていた無線LANルーターは夏場に速度が落ちるとか、不安定になることがあったので安定して稼働できることを期待します。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません