悪夢のはじまり
朝の予兆
ある朝、LINEから「Yahoo!との連携を解除しました」と通知が届きましたが、特に気に留めることなく、いつもの日常を過ごしていました。
突然のログイン要求
昼過ぎにパソコンのメーラーを起動すると、Yahoo!が突然パスワードを求めてきました。「何か変だな」と思いながらブラウザでYahoo!のウェブ版にログインしようとすると、見慣れないユーザー名が表示されています。
ログインユーザーさんって誰よ?
まさか…と思いながらさらに進むと、衝撃のメッセージが目に飛び込んできました。
利用規約違反や不正な利用、または不正アクセスの可能性が確認されたため、このIDは利用停止されています。詳しくはヘルプをご確認ください。(エラー番号:F001)
永久凍結ですか?
原因を妄想
ヤバいチケット屋さん?
頭に浮かんだのは、最近のヤフーショッピングの購入行動です。「選べるギフト 1000円分」を500円引きで買ったのですが、もしかしてこの購入が問題だったのでしょうか。これが「怪しい取引」とみなされ、犯罪集団の一員と疑われた? それとも規約違反の購入として処理された?
以前、Amazonギフト券を転売サイトから購入した際に、ギフト券が無効化された苦い経験があります。その時の悔しさが蘇りました。
今でもアカウントを取り上げられることもなくAmazonで買い物しています。
またサポートについてもこの時以外は不満はなく、迅速な対応をしていただけるのでなくてはならないECサイトとなりました。
またInstagramでは垢バンにはなっていませんが、寸止めのアクションブロックを受けることが多々ありました。
ここ1年はアクションブロックは受けていません。
サブYahoo!ID作成
Yahoo!のメールアドレスは迷惑メールの温床です。20年前から使用しているメールアドレス(今回BANされたメルアド)は70%が迷惑メールとなっています。
そのため信用度の少ない、またメルアドを1回登録するだけのサイト等で使用する時は、サブアドレス取得して運用していました。しかしながらそのアドレスも、いつの間にか漏洩して闇で売買されているようでスパムメールが増えてきました。特にAmazonの中国系の業者は要注意です。
迷惑メールの比率が多くなってきたので、この出来事の前日に「どうでもいいメール登録用」にサブサブYahoo!IDを作ろうとしたら、同じ状態になりました。昨日のこれがメインIDに影響をしたのか?
現状は同じ電話番号で登録すると次のようになっています。
そもそもF001昨日発生したのも不思議で、ネットで調べると電話番号がブラックリストに載ってたんじゃないか?とかいう情報がありました。電話番号自体5年以上使っている番号なのでそんなことあるのかなと?もしかしたら通信専用SIMなのでそれが影響したか?など、考えても答えは出て来ません。
そういった怪しい登録(行為自体は怪しくないと思っている)があったところと同じIPアドレスで使ってYahoo!IDだからF001となったのか?そうなると、奥さんもヤバいと思うが今のところ何も言ってこないので大丈夫と思う。
複数IDを使っているとバンされるという話もありましたが、メインのYahoo!IDだけバンされました。
復活した人がいないか?
バンされた人の情報は多いが、復活した人の情報は少ない。
バンされた人で問い合わせして定型文が送られてきて終わっている人も多い。
復活した人がネット上には存在するので問い合わせをして、数度やり取りすれば何か道が見えてくるのだろうと思っていました。
問い合わせるも冷淡な対応
サブのアドレスが生きているので問い合わせをしました。
Yahoo!に問い合わせた結果、返ってきたのは機械的な回答でした。
「エラー番号F001が表示される場合、Yahoo! JAPAN IDは永久に使用できません。不正利用が確認され、利用規約に基づきアカウントを停止しました。」
つまり「あなたが不正をしたのでアカウントを没収しました、永久に使えません」ということです。
Yahoo!IDと個人情報を没収したので、以下のそれぞれはあなたが対応してね、うちら知らないからということが書かれてました。
■1.Yahoo! JAPAN IDの新規登録について
■2.Yahoo!メールについて
■3.有料サービスのご利用がある場合について
■4.Yahoo! JAPAN IDの削除について
■5.PayPayのご利用がある場合について
■6.PayPayカードのご利用がある場合について
■7.Vポイントカード(旧Tカード)の連携がある場合について
■8.Yahoo!ショッピングでご注文いただいている場合について
■9.Yahoo!オークションおよびYahoo!フリマのお取引について
■10.Yahoo!トラベルの予約について
同じ携帯電話番号で登録ができない。のは最悪です。Yahoo!のためだけに携帯電話を契約しなければならない。
メールが何に使用していたのか分からない。のは重要と思われるものはおそらく別ドメインのアドレスに変更しているので影響はないと思われます。
PAYPAY電話番号をYahoo!IDと同じにしないといけないのでPAYPAYのポイントがイベント時に付与されない。のは、PAYPAYを使わなければいいだけですので、あまり影響はないのですが、PAYPAYポイントは全て投資に回すルールにしていたのでそこは痛い。
要は「Yahoo!(PayPay)経済圏から締め出された」ということになります。
数回問い合わせの結果
再度問い合わせを重ねても、「規約に基づく処置です」の一点張り。挙げ句の果てには「これ以上同じ内容の問い合わせをされても回答はいたしかねます」とまで言われました。
これにより、20年近く蓄積してきた個人情報やデータが一瞬で失われました。
具体的には、Yahoo!メール、PayPay、Yahoo!ショッピングなど、私が長年利用してきたサービスすべてにアクセスできなくなりました。特にPayPayの電話番号をYahoo!IDと連携させていたため、ポイントの付与や利用にも支障が出ています。
一生懸命事情を説明したのに、冷淡な対応に心が折れそうになりました。なぜ私のアカウントが不正利用と判断されたのか、具体的な理由を知りたいと何度か問い合わせましたが、明確な回答は得られませんでした。
>個人情報がたくさん登録されているため、アカウント削除と併せて、個人情報の削除も依頼しました。しかし、Yahoo!からの回答は『ご自身で削除手続きを行ってください』というものでした。アカウントにログインできない状況のため、この要求は事実上不可能です。
企業は、個人情報保護法に基づき、個人情報を適切に管理する義務があります。しかし、Yahoo!の対応は、その義務を果たしているとは言い難いと感じています。特に、情報漏洩のリスクがある状況において、利用者からの問い合わせに誠意を持って対応することが求められるのではないでしょうか。
過去に、Yahoo!では大規模な情報漏洩事件が発生しており、企業としての信頼性が揺らいでいます。今回の私のケースも、そうした企業体質の一端を垣間見たように思います。
最後に、Yahoo!の情報漏洩事件に関する報道に触れつつ、私の個人情報が漏洩した場合の責任について問い合わせましたが、回答はありませんでした。これは、企業としての責任を果たす意思がないことを示唆しているように思えます。遅れて以下の定型文と思いますが回答が来ました。
Yahoo! JAPANでは、プライバシー保護に最大限の注意を払っております。
お客様にご登録いただいた各種情報は、ソフトウエア的にも物理的にも機密性の高いシステム構築により厳重な管理を行っております。
また、お客様の情報を参照する場合なども、特定の担当者による管理を徹底し、第三者へ漏えいしないような対策をとっております。
弊社での情報保護方針につきましては、以下のLINEヤフープライバシーポリシーに明記しておりますので、ご参照くださいますと幸いです。
新しくYahoo!IDを作りたい
メインのYahoo!アカウントが凍結されたため、Yahoo!ショッピングやPayPayなど、普段利用しているサービスが使えなくなってしまい、生活に大きな影響が出ています。
特に困っているのは、電話番号の問題です。メインの電話番号は、様々なサービスに登録しているため、変更手続きが非常に手間です。また、Yahoo!アカウント用に新たに電話番号を取得するのも現実的ではありません。
Yahoo!のこのような対応は、利用者にとって大きな負担です。一度信頼関係を築いたユーザーに対して、このような対応をすることは、企業としての姿勢を疑わざるを得ません。
現在は、Yahoo!の経済圏から脱出し、他のサービスに移行することを検討しています。PayPay、PayPay銀行、PayPay証券などのサービスも利用していたため、これらのサービスからの資金引き揚げも視野に入れています。
誤検知ではないのか?疑惑
誤検知や不具合だと思うので、調査して欲しいと数度申し入れをしましたが無理でした。
※誤検知や不具合ではありません。
恐れ入りますが、制限が設けられる基準や経緯などについては弊社セキュリティー上、個別のご案内を行っておりません。
何卒ご了承くださいますようお願いいたします。お問い合わせの件については今後も同様のご案内となりますため、再度ご連絡をいただいても返信いたしかねる場合がございます。あらかじめご了承ください。
使いたいサービスはある
天気予報、時刻表、ファイナンスは使い続けたい。ただAndroidアプリで起動してもF001エラーが出てみることができません。
考えた結果「アプリのデータの削除」をすることによってサブYahoo!IDでのログインができました。ファイナンスは最初からデータの登録が必要なのでめんどくさい。
パソコンのWeb版もエラーが発生していますが、Yahoo!IDが生きている間はこのエラーがどうなるかを見届けるためキャッシュは削除せずに放置しています。
ウエル活
ウエル活用に各種ポイントをVポイントにしてそこからWAONポイントに交換しています。そのためYahoo!IDが必要となってきます。今のところはVポイントとの再連携が必要なようです。完全にYahoo!から縁が切れたのを確認して設定変更をしたいと思います。VポイントがYahoo!と手を切ってくれればいいのに・・・というか、手が切れているのにYahoo!IDとの連携に固執しているのはなぜなんだろう。
Yahoo!IDは生きている?
Yahoo!のトップ画面を見るたびにメールの受信件数が増えて行っているのが分かります。
最初の画像では着信メール件数4でしたが、現時点では27に増えています。
これはまだYahoo!IDが死んでいなく仮死状態だと思います。
といことは・・・期待してしまいます。
まとめ
長年の信頼を裏切られた衝撃
20年以上利用してきたYahoo!が、突然このような対応を取るとは夢にも思いませんでした。これまで信頼し、多くの個人情報を預けてきただけに、今回の出来事は言葉にできないほどのショックを受けました。
現代社会では、「複数のサービスを分散して利用するべきだ」という意見が広く聞かれます。しかし実際のところ、各企業が独自のエコシステムを構築し、顧客の囲い込みを図っているため、サービスの分散は決して簡単ではありません。
私の場合、特定のプラットフォームに偏らず、便利だと感じたものを中心に利用してきました。例えば、電子マネーはSuica、QRコード決済はPayPay(将来的には楽Payを検討中)、ポイント管理は楽天(以前はTポイント)、ネットショッピングはAmazonを主に活用しています。Yahoo!はポイントが多い時だけ利用し、ふるさと納税もYahoo!で行っていましたが、今後は楽天やAmazonへの移行を検討しています。
携帯電話については、メイン回線としてマイネオ、サブ回線にpovoを使用中です。PayPayを除けば、Yahoo!のIDを携帯番号と紐づける必要がないため、今後はサブ回線に紐づけられていないIDを利用していく予定です。
無料サービスのリスクと法的保護の不透明性
無料サービスを利用する際、ユーザーが注意しなければならないのは、そのサービスが法的にどの程度消費者を守っているのかという点です。しかしながら、多くの場合、これを確認することは現実的には難しいと言わざるを得ません。例えば、Googleのアカウントは多くのサービスでログイン機能として利用されていますが、もしYahoo!で起きたような問題がGoogleでも発生すれば、その影響は計り知れません。無料サービスは基本的に提供元のルールに基づいて運営されており、ユーザーがそれに異議を唱える余地は極めて限られています。
他社との比較: MetaやX社の対応
Meta社(Instagram)やX社(旧Twitter)は、不正行為が疑われる場合でも、段階的にアクションを制限する対応を取ることがあります。例えば、いいねや投稿が一時的に制限されることで、ユーザーが自身の行動を見直す機会を得られる仕組みが整っています。一方で、Yahoo!の対応はこれとは大きく異なります。不正行為が疑われるユーザーに対し、十分な説明もなく個人情報や携帯番号を無効化し、一切のサービス利用を停止するという極端な対応を取ることがあります。
Yahoo!の対応への疑問と批判
今回のYahoo!の対応は、多くの消費者に多大な損害を与える結果となりました。中には不正行為に全く心当たりのない人もおり、それにも関わらず突然アカウントを停止され、重要なデータやサービスへのアクセスを失ったユーザーが少なくありません。このような一方的な対応は、利用者の信頼を著しく損なうものです。
さらに問題なのは、このような事態が発生しても、Yahoo!が明確な説明や補償を行うことがない点です。日本のIT業界を代表する企業であるYahoo!がこのような体質で良いのでしょうか?消費者を守るための透明性や責任感が欠如していると言わざるを得ません。
結論: 消費者としての意識改革の必要性
このような事例から、私たち消費者は無料サービスを利用する際のリスクを十分に理解し、重要なデータやアカウントをどこに預けるかを慎重に判断する必要があります。また、提供されるサービスが法的にどのように保護されているのかを調べる姿勢も求められます。
Yahoo!を含む大手企業には、透明性と責任ある対応を求める声を上げ続けることが、より良いサービス環境を作る第一歩となるでしょう。
(了)
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