
【1日目】上野駅から秋田駅へ、そしてホテルチェックイン
上野駅から秋田新幹線「こまち」に乗り込む
旅の始まりは上野駅から。まずは駅で道中のお楽しみ、塚田農場のチキン南蛮弁当を購入する。
指定された座席はA席(窓側)。季節や時間帯によっては陽射しがガンガン差し込んできてなかなか眩しいが、車内は満席でとても賑やかだ。


ここで「どこかにビューーン!」ならではの地味に嬉しいポイントを感じる。
秋田新幹線は1列「2席・2席」の配置になっている。

一般的な新幹線(3席・2席)だと、夫婦ふたりで移動するときに「知らない人がC席(通路側)に座る」という気まずさが発生しがちだが、2席ずつなら奥さんとふたりで気兼ねなく過ごせるのが本当に助かる。

新幹線に乗り込み、さっそく買っておいたチキン南蛮弁当を広げる。少々お高めではあるものの、やっぱり美味い!チキン南蛮を味わいつつ車窓を眺めていると、仙台まではあっという間。仙台駅でかなりの乗客が降りていった。

仙台〜盛岡間の爆走と、のんびりな在来線区間
仙台から盛岡間の新幹線は、なんと時速320km/hで駆け抜ける。まるでリニアの500km/h並み(?)を思わせる凄まじい揺れと爽快感がたまらない。
しかし、盛岡駅で「はやぶさ」が切り離された後、秋田へ向かうその後の在来線区間は打って変わって実にのどかなものだった。

恥ずかしながら私は、秋田新幹線が盛岡から秋田へ向かうというルートを今回初めて知ったのだが、新幹線でありながら在来線の単線をトコトコと走っていく。さっきまでの爆走感とは一味違う、のんびりとしたローカルな車窓を眺めながら列車は進んでいく。

秋田駅に到着!巨大な秋田犬となまはげがお出迎え
無事に秋田駅に到着。
改札を出ると、ネットやSNSでよく見かけるあの巨大な秋田犬となまはげの飾りがドーンとお出迎え。実物を目にすると「秋田に来たんだな」と実感が湧いてくる。

駅周辺を散策していると、娘から頼まれていた(?)お土産を発見。ちいかわの「うさぎ」の地域限定キーホルダーを3種類、勢いで大人買いしてしまった。
本日の宿「ホテルメトロポリタン秋田」へ
今回の宿はホテルメトロポリタン秋田。
「駅直結」という謳い文句だが、実際に歩いてみると商業施設「トピコ」の中を通り抜けて向かうルートだった。「ん?トピコ経由……?まぁ確かに直結か!」と心の中でセルフ突っ込みを入れる。
エレベーターで2階から1階に下りると、セブン-イレブンも直結していて利便性は抜群だ。
チェックイン時間より少し早めの到着だったが、ありがたいことにそのまま部屋へ案内してもらえた。

荷物を部屋に置いたら、いよいよ本日のメインイベントである男鹿へと向かう――!
「男鹿なまはげライン」を行く、驚きの充電式電車
秋田駅から乗り込んだのは、「男鹿なまはげライン」の愛称で親しまれる男鹿線の列車。

ホームに入ってきた車両を見て驚いたのだが、なんとこれは全国的にも珍しい充電式(蓄電池駆動)の電車「ACCUM(アキュム)」だった。

赤と青のなまはげカラーが印象的な車両だ。

発車時刻になると、座席が埋まるだけでなく立っている人まで出るほどの盛況ぶりで、思わず「おぉ、結構乗っているな」と驚かされる。ここから約1時間のローカル電車の旅の始まりだ。

男鹿駅に到着してまず向かったのは、展望台。
というのも、この展望台は17時で閉まってしまうため、18時台の電車で秋田に戻る予定の私たちは急いで上に上がった。……が、正直に言うと上から眺めても特に何があるわけでもなかった(笑)。

続いて向かったのは、駅近くの「道の駅オガ」。お土産コーナーを物色してみると、いぶりがっこは実に豊富なレパートリーが並んでいる。一方で「ぼだっこ(塩蔵の紅鮭)」を探してみると、プレーンとめんたいこの2種類のみ。ただ、どこのお土産屋さんに行っても大体同じようなラインナップで、価格も横並びなのだなとちょっとした発見があった。
その後は港側の「男鹿みなと市民病院」まで歩いてから引き返すことに。
途中で「男鹿警察署前」の横断歩道を渡ろうとしたところ、「駅までの近道」と書かれた看板を発見。「お、すぐ近くに抜け道があるんだな」と思ったのだが、実際に歩いてみるとさほど近くはなく、少し離れた位置にある陸橋を渡って線路を越えるルートだった。

しかし、その陸橋の上から眺めた男鹿駅と夕焼け空の景色はまさに最高に綺麗だった。まさに神様からのご褒美のようなお題を受け取り、夢中でシャッターを切った。
圧倒される青春の匂いと、男鹿線の現実
滞在時間は約90分ほど。名残惜しくも、再び1時間かけて秋田駅へと戻る。
行きは2両編成だった車両が、帰りは4両編成に増えていた。
途中の駅から高校生たちがどっと乗り込んできたのだが、男子生徒たちの放つ思春期特有の匂いで車内は一気に充満することに。そして、意外にも多くの乗客がそのまま秋田駅まで乗り通しており、観光客向けというよりも「男鹿線は地域の大切な生活の足なんだな」ということを肌で強く実感した帰り道となった。
秋田駅前での夕食:「末廣ラーメン本舗」へ
男鹿から秋田駅に戻り、夕食に向かったのは有名店「末廣ラーメン本舗 秋田駅前分店」。

【末廣ラーメン本舗とは】
京都の老舗「新福菜館」の味をルーツに持ち、東北地方を中心に展開している人気のラーメン店。真っ黒な見た目の濃厚な醤油ラーメンと、自家製の醤油ダレで炒めた真っ黒な「ヤキメシ」が看板メニューとして知られています。
注文したのは「中華そば(並)」と「ヤキメシ」のセット。ちなみにカウンターには長ネギが置いてあり、入れ放題なのが嬉しいポイントだ。

肝心のお味はというと、ヤキメシは文句なしに美味しかった!
一方の中華そばは、ネットの口コミやレビューを見て期待値がマックスに高まっていたこともあり、正直なところ「リピするほどでもないかな……」というのが本音。スープ自体が特別濃いというわけではないのだが、どうも塩分濃度がかなり高い気がした(その証拠に、のちにお腹の調子を崩すことになってしまった……)。
(続く)

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