親が死ぬということ17 母と弟の真ん中で

その後祖母のところに行った時に叔母がどこから父が入院したかを聞いたのが判明した。病院のプライバシーにかかることなので多くは語らないがそういうことなのだ。
祖母宅へ行く途中で弟に電話した。おおよそどういう回答が出てくるのか分かっていたが、その通りの回答だった。まぁNoだな。母が父のところに行って父の病状が悪化するかもしれない。逆に母に行ったらだめだと言うと母も病気を持っているので悪化するかもしれない。どっちにしてもいいことはないのだ。結局は私が押し切った形になりOKとした。

母へ電話した。落ち着きを取り戻しているようで冷静な話ができた。「正月帰省した時になんか隠しているのは分かっていた」と言われた。そこで「分かっているならそれは隠し通して欲しかった」と言い返した。我々も一生懸命ない知恵を絞って隠してきた。親なのでバレルのは分かっていたが、我々兄弟はもう大人なんだから理解して欲しかった。母は最後に「話が分かって安心した」と言った。

叔母から父が見舞いに来てOKだということを聞いたと言った。はてそんな話はなかったのだが。この他にもいろいろと話が食い違う話がたくさん出てきたが、まぁ突っ込みいれてもしかないのでそのままにしておいた。

それからしばらくして弟から連絡があった。何の話しかと思ったらこのブログの記事の内容について自分が聞いた話と違うところがあるという内容だった。私の記憶もあいまいだし、ある意味過去のことなのでどうでもいいのだが、弟としてはきっちりと過去を知りたいと言うことなのだ。確かに我が家の正確なルーツを知ることは大切なことだと思うが、知らないほうがいい過去だってあると思う。弟としてはいろいろと考えてんだなと感じ、自分はあまりにも無関心すぎるのかいなとも思った。

弟としては父の意思を尊重してやりたいというのが弟の柱となっていることは理解できた。また、弟は私より母といる時間が長いのでそれなりに母が今後どんな動きをするのか推測しており、警戒していることも理解した。ただそう言えども産みの母なので父の意思を完全尊重していいものかという疑問は残った。