【レビュー】眼鏡市場でストレスフリー遠近両用メガネを作った話
購入動機
メガネは複数本持っており、主に使用しているのは以下の4本です。
- 家用(単焦点)メガネの三城
- 読書用(単焦点)個人のメガネ屋
- 外出用(遠近両用、調光)眼鏡市場
- 仕事用(中近両用)眼鏡市場
4番目の眼鏡がよく使用しているメガネのレビューです。
このレビューの中で書いていますが、メガネのフィッティングがうまくいかずに、左耳の付け根が痛いままでした。
眼鏡屋に何度行っても調整ができないため、自分で微調整を繰り返しなんとか痛みが出にくい調整ができました。
できたと言っても完全に痛みが消えたのではなく、痛みを軽減させるためにユルユル状態で使用しています。
見え方はほぼ快適で、デザインも気に入っていますが、掛け心地はイマイチで困っています。
眼鏡屋さんの見立てではメタルフレームのため硬いので、完全に痛みがなくなる調整は難しいとのことでした。
そのため家では1番目に書いている単焦点レンズのメガネを使っています。
この眼鏡はフレームが細くて軽くかけ心地は一番よいのですが購入後10年ほど経っており、フレームの塗装は剥がれレンズはブルーライトカットレンズのように黄色くなってしまっています。
また中距離はよく見えるのでパソコンのディスプレイは大丈夫ですが、手元にはピントが合いにくく見づらい状態です。
4番目の仕事用のメガネをやわらかい樹脂系のフレームに変えてしまうことも考えましたが、昨年の秋にそれなりの金額を出して買ったので入れ替えるのはなんだかバカバカしく思いました。
そこで家用で使っている眼鏡を更新しようと考えましたが、これまで買った流れで購入、要は金額で2万円かかるとするならば仕事用を交換した方がいいと思い、考えのスパイラルに陥りました。
J!NSやzoffなどの眼鏡屋で遠近・中近レンズを買うとフレーム価格にプラス5000円から、薄型にすると更に高くなります。
そうなると1万円からの金額となります。
眼鏡市場だと安いもので12960円ですので、眼鏡市場ではなく他の眼鏡屋でも良い気がします。
とある日、サイクリングがてら行ける距離の場所に眼鏡市場が新規オープンしました。
チラシを見ていると、「超軽量樹脂フレーム!当店だけの限定プライス!9,720円」というものが掲載されていました。
500円の割引券が印刷されており、来店で空くじなしのスピードくじ(500円、1000円)が引けます。
現物を一度見て品物が良ければ、家用として購入を考えました。
当店だけの限定プライスにはからくりがあるようで、購入したフレームをネットで検索すると眼鏡市場のオンラインショップで同額で販売されていました。
ということは、特に「限定プライス」と言う訳でもなく、例えばネットだけで売っているものを店頭で販売するのであれば「限定販売」という表現だと思うのですが。
安くなっているのことが購入の動機の私は裏切られた気持ちでいっぱいです。
フレーム
店頭に足を運びました。
オープンということで多くの人でにぎわっていました。
来店客に対して店員が少ないようで、若干の待ち行列ができていました。
本来ならば店員と話をしながらフレームやレンズを決めていくのですが、店員が捕まえられそうもなく、また長話すると迷惑そうな空気があったので自分でチョイスすることにしました。
今回は9,270円の中から選ぶので店員のアドバイスはいらないなと思いました。
9,270円のフレームは選択肢が少なく、今回は黒以外のフレームを選ぶつもりだったので、良さそうなところをかけて自分に合っているものを選びました。
すべてが樹脂系で鼻パットのないものでした。
レンズを入れる時の位置だけで遠近の見え方が決まるため、原則として目の位置の調整ができる鼻パットがあるものを選択しています。
フレームの細かい部分を見ていると「ツル」の根元部分の接着が弱い感じで、中には接着剤のはみ出しなのか、それとも接着剤を拭いた後の布なのかわかりませんが、きれいでないものを混じっていました。
結局茶系の無難なオーバルタイプになりました。
レンズ
今回はストレスフリー遠近をチョイスしました。
なぜなら、当サイトのアクセスの検索語句に「ストレスフリー遠近」が増えているためです。
家用なので家の中でパソコンやスマホなどの機器を使うことが多いので中近両用にした方が良いと思いました。
またしばらく家の中で単焦点レンズを使って中近両用をかけると歪みが気になるので、家用は単焦点でもいいかとも思いました。
ただし単焦点だとパソコンのディスプレイが見やすい度数だと手元がぼやけて見えませんが、メガネを外せば手元は見えるので解決です。
今回検眼する前に「遠近」にすることを伝えてなかったので、店員さんは前回同様の構成でいくと思っていたらしく中近両用での設定をしていました。
再度検眼用のメガネでストレスフリー遠近用の構成で見え方を確認しました。
前回は中近両用+ちかラク+ブルーライトカット(吸収)
前々回は中近両用+ちかラク+ブルーライトカット(反射)
ブルーライトカットですが、これまで吸収と反射タイプの2つを試しましたが、少し暗くなり日常の使用では使いづらいところがありました。
また反射タイプに関しては着色はないので見た目は良いのですが、裏面の反射が気になります。
今回は支払額を安くしたいのもあって、ブルーライトカットなどの追加はなしとしました。
屈折率はこれまで1.67を選択していました。
本当は目が悪いためレンズが分厚くなるので一番薄い1.74を選択したいのです。
1.74は1.67よりも薄くはなりますが、重量が重く、にじみも出やすく、さらに割れやすいというデメリットがあります。
トータル的に考えると1.67がメリットが高いと考え1.67をチョイスしていました。
今回は次の買い替えに向けての中継ぎ的なところというか、お遊び?お試し的なところがありますので超薄型の1.74を選択しました。
今回は店内が多忙で店員と会話するのも少なく、そのため迷いがなく当初予定通りの屈折率1.74ストレスフリー遠近を購入することができました。
おそらく店員と会話していたら、従来どおりの中近両用i-relaxになっていたと思います。
お支払
会計金額を決める前にスピードくじを引きました。
1等が1000円OFF、2等が500円OFFでハズレくじなし。
期待はしていなかったのですが、1000円OFFを引き当てれました。
会社の福利厚生でベネフィットに入会していますので、会員証の提示で5%OFFされます。
またT-ポイントカードの提示で、支払額の0.5%が付与されます。
9720-1000-500-486-35=7699円相当
ということで、約20%引きで購入することができました。
今まで買った1本の値段で約3本買えるお値段です。
価格的には非常に満足できる買い物となりました。
ストレスフリー遠近レビュー
今回購入したのは、茶系のフレームにしました。
ノンブルーライトカット
メガネを掛けた印象としては、明るいと感じました。
これはブルーライトカットを入れていないためだと思います。
ブルーライトカットを日常的にかけていると暗さはあまり感じませんが、ブルーライトカットしていないメガネと交互にかけると明らかに分かります。
ブルーライトカット機能を入れてから、なにか変わったことがあるかと言うと目の疲れが減ったような・・・というさほど恩恵を受けている気がしません。
ストレスフリー遠近
ストレスフリー遠近ですが、ちかラク中近レンズよりも歪みが発生する範囲が広い気がします。
首を振ると「ゆらゆら」する感じはあります。
また従来使っている遠近両用と比べてもあまり差は感じません。
遠近両用、中近両用を使って長いのであまり気になりませんが、はじめての人だと気になるかもしれません。
ただしウリ文句として、「はじめての方に」と言われているので、遠近にするならば、普通の遠近ではなくストレスフリー遠近にした方がいいと思います。
遠近と中近の差
中近両用と同じ度数で遠近両用を作りました。
遠くを見るのは遠近の方が見やすいです。
ただし中距離はというと、それほど差は感じません。
先程書きましたが、ゆらゆらするところは中から近距離のところです。
なので首を動かさなければそれほど違和感はありません。
中近、遠近共に首を動かしてモノをみれば見え方の違いはそれほど変わりません。
屈折率
屈折率は1.74を入れました。
これまで作った、1.6,1.67を比べてみると、かなり厚みは抑えられました。
1.74にすると重たくなるのですが、フレームが軽いのもあり重たい!感じはありません。
今回安かったのでお試しでレンズを選んだ訳ですが、結果悪くない選択だったと思います。
老眼の度数が進まなければ、仕事用でも今回の組み合わせでも問題ないと思いました。
結論としては
私としては遠近両用よりも、価格はアップしますが「ちかラク」中近両用の方が使い勝手が良く、また使用による違和感は少ないと思いました。
年齢的なもの、老眼がどれくらい進んでいるかによりますが、加入度(遠くを見る度数と近くを見る度数の差)が2.00以下だと遠近でもいいと思います。
ちなみに私が最初に作った加入度、1.00くらいだったと思いますが、それでも慣れるまで時間がかかりました。
慣れてしまえば加入度2.00でも違和感は少なく感じます。
近くが見づらいなと思った早い時点、つまり加入度数が低いうちに遠近両用にしておくことをおすすめします。
なぜなら、加入度数が大きくなっても違和感を感じにくいためです。
老眼初期に遠近両用を使う人のための「ストレスフリー遠近」だと解釈しました。
・・・度数、加入度で遠近・中近の使い勝手が変わるので、実際には眼鏡屋さんで「主としての使い方」をお伝えしてご相談ください。
(了)
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