自由研究でスピーカーを作って分かったこと
きっかけ
小学生の次男坊の自由研究(工作)ですが、浪人生の長男が「スピーカーを作れば?」ということから、手作りスピーカーを制作することになりました。
材料
主な材料はエナメル線と磁石です。
突然に私にフラレても困ります。
そこで5年ほど前に衝動買いした「【レビュー】大人の科学VOL26アンプ+スピーカー内蔵ミニエレキ」を使うことにしました。
ギター自体を使うことがなく作ったまま放置していました。
ギターを分解
エナメル線と磁石を用意するのにエレキギターなのか?
エレキギターには音を拾うための「ピックアアップ」がついています。
簡単に言うとギターのマイクです。
音を拾ってアンプで増幅し音を出すのが一般的です。
ピックアップは何で出来ているのかというと「エナメル線」と「磁石」なのです。
理解しにくかと思いますが「スピーカー」と「マイク」の原理は同じなのです。
スピーカーとマイク
コイルに電流(音の信号)を流すとフレミングの法則によってコイルに上下の力が発生し、つながっている振動板が前後に振動して音が鳴ります。
マイクはこの逆で振動板を前後に振動させて電流を発生することにより音の信号としています。
出典:森のきょうしつ
エナメル線からまる
長男がピックアップを分解してエナメル線と磁石に分解し始めました。
子供たちにやらせる方が良いと考え、放置していたところ隣の部屋から「あー、もん!」と声が聞こえてきました。
行ってみるとどうやらエナメル線が絡まり団子状態になっていました。
どうやら巻き返し(トイレットペーパーの芯等に巻き直す)をせずに、全て解きコイルの製作に入っていました。
解くのに私も手伝いましたが、細いエナメル線なのでとてもじゃありませんがすべてを回収するのは無理でした。
長男はこれで学習したようで、良い失敗事例になりました。
ひとまずはある分だけで作って見たところ小さな音が出るのを確認できました。
モノラルイヤホンコード
エナメル線は使いにくいので何か材料はないかと探していると、モノラルイヤホンを使う方法がありました。
何でもスピーカー8/31までの掲載です。
これだと小学生にでもできそうなので、さっそく家にある不要なモノラルイヤホンを分解し制作しました。
しかし音がでません。
長男曰く「エナメル線の密度が重要だから、被覆のあるものは無理ではないか」
改良の余地がありそうです。
長男制作スピーカー
いつの間にか次男坊の自由研究ではなく長男の自由研究になってきました。
失敗することによってアイデアが出てきて、それを実現していきます。
長男をチーティングとコーチングでアイデアを出させて形にしていきました。
次男坊は「ボー」っとしています。
私と長男の話を実験ノートに書いてまとめれば、立派な自由研究になりそうなのですが。
ほぼ一日かかって長男のスピーカーが完成しました。
試行錯誤の結果そこそこの音の大きさで鳴るようになりました。
次男坊はまだまだ時間がかかりそうです。
(了)
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