【レビュー】DIME2020年05 月号付録超望遠12倍スマホレンズ
購入の動機
DIME発売日前にネット上で「超望遠12倍スマホレンズ」が付録で発売されることを知りました。
前々からスマホに付ける望遠レンズに興味がありました。
遠くのものを大きく写すのが望遠レンズの役割ですが、正直写りは期待していません。
手軽に持ち運べるメリットくらいです。
私は撮影する時に最短距離で後ろをボカしますが、このレンズがどんな感じになるのかさっぱり分かりませんでした。
だいたいが「遠くのものを大きく写せます」というのが、スマホに装着できるレンズのウリ文句です。
私は「近くのものを大きく写せます」というのが知りたい。
今回雑誌の付録で価格が990円だったので、失敗してもいいかなと覚悟を決め発売前に予約しました。
レビュー
曇りの日だとブレブレになることが予想されるので、晴れた光のたくさんある日を選んで撮影に出かけました。
撮影に使用したスマホは「SHARP AQUOS sense3 SK-12M」です。
スマホにセットするとこんな感じです。
レンズの先端にピントを合わせるリングが付いています。
丁度いい具合に中心にセットしても、レンズの筒のフチが写ってしまい少しケラれます。
周囲が流れてしまい、個人的にはあまり気持ちのいいものではありません。
同じような画角で超望遠コンパクトデジカメ「CANON PowerShot SX730HS」
背景のボケは同じような感じですね。
流石にちゃんと設計されているので流れはありません。
遠くを撮影しました。
中心はいいのですが、周辺の流れは気持ち悪いです。
離れた位置の文字を画像の中心にして撮影しトリミングしました。
ピントが合っていれば、そこそこに読み取れます。
中心だけは、そこそこにいいと思います。
撮影の時はマニュアルにせずにオートにしています。
スマホのピントが合わない時は、レンズのリングを回して調整します。
レンズ側のピント調整に合わせてスマホがオートで合わせてきました。
周辺の流れが見にくいので、周辺をぼかしてごまかす、そういった撮影をすると、それなりの見栄えの撮影ができるのではないかと思いました。
要は遠くのものを大きく写すよりも、近くのものを大きく写すのに使用する方がいいのではないかと思いました。
デジタル一眼「PENTAX K-5」に「TAMRON 70-200mm」で撮影。
ボケがきれいです。
何でもかんでもとはいきませんが、工夫次第ではそれなりの写真が吐き出せるのではないかと思いました。
ケラレと流れの小技
ケラレの問題ですが、スマホ側を少し望遠、機種によりますが「x1.1」と大きく写すようにするとケラレがなくなります。
ケラレがなくなるのは、画面の中心からトリミング(切り取り)するためです。
平面を撮影すると流れがすごく気になります。
流れの問題は同じようにスマホ側をかなり望遠、「x2.0」と大きく写すようにすると流れが気にならなくなります。
中心部分を切り取っているので当然といえば当然ですが。
ただし画面が揺れるので狙いを定めにくいです。
また画像が荒れるので2倍くらいが限度と感じました。
周辺はなるべくボケが来るようにすると良いです。
評価:★★☆
私は超望遠コンデジ、デジイチを持っているので常時使用しません。
散歩の時にはスマホを持って出かけますので、このレンズを合わせて持ち出すことによりちょっとした撮影を楽しめます。
スマホしか持っていなければ、1台持っておいて良いと思います。
望遠だけじゃなくてマクロレンズも持っているので、sense3の超広角を含めてブログやインスタの更新には十分に使えると思いました。
ちなみにこれより高いレンズ、どんなものか興味があります(笑)
DIME(ダイム)[本/雑誌] 2020年5月号 (雑誌) / 小学館
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