真夏の在宅勤務に備えて冷風機を買ったけどダメだった
在宅ワーク事情
コロナ禍のため4月から在宅勤務を続けています。
私の書斎にはエアコンはありません。
夏場は扇風機、冬場は子どもたちが出掛けて不在であれば、子どもたちの部屋からファンヒータをもってきて暖を取ります。
といっても、一応足元ヒータやセラミックファンヒータはありますが、とても暖かく過ごせるものではありません。
在宅が始まった頃は気候が段々と良くなる季節ですので、足元ヒータでほぼほぼまかなえていました。
緊急事態宣言が発出された頃、もしかしたら夏場も状況は変わらず、このまま在宅が続くのではないかと考えました。
真夏、特に35℃以上になる酷暑日の書斎の室温は軽く体温を超えます。
暑さには強いため扇風機だけでも過ごせていました。
暑いなと思った時にはリビングに行って体を冷やして書斎に戻ってきます。
しかし3年ほど前に、熱中症になったかなという状態を経験してから、暑さに強いのではなく老化により鈍感になっていることを理解しました。
それ以降は室内の温度が33℃以上になったらリビングで過ごすことにしました。
さて会社の在宅のルールとして他者(家族も他者です)に情報がもれないように、仕事をする際には情報を隔離することとなっています。
そのため奥さんや子供がいる時には冷房の効いたリビングでの仕事はできません。
別に高温の書斎で仕事をしてもよいのですが、熱中症で倒れた場合、労災だとか諸々面倒しいことが発生しそうなのでなるべくなら避ける方が良いと思いました。
書斎(納戸)にエアコン?
そこで書斎にエアコンを取り付けることを考えました。
書斎といっている場所ですが、ただ単に2畳ほどの納戸で、なのでエアコン用の電源がなかったり、室外機の取り付けが面倒そうな位置にあります。
また借家であるため穴を開けていいかとか、もろもろ面倒な手続きが発生します。
コストをかけてまでこれまで不要だったものを設置する必要があるのか、来年は使わなくなる、とか私の部屋にエアコンを設置すれば子どもたちも欲しいといいかねない。
ウインドウエアコンも検討しましたが、来年も使うか?という疑問があり、更に1年のうち使用するのが1、2ヶ月なのでコスパを考えると悪いので選択しから外しました。
冷風機という選択
大昔に冷風機を買いました。
冷風扇ではなく冷風機で、コンプレッサーを積んでいて除湿してくれるものです。
涼むと言うよりも乾燥機よりもパワーが強いため、洗濯物の乾燥機として使用していました。
10年ほど使うと壊れてしまったので、衣類乾燥機専用機を購入しました。
冷風機を涼しく使おうとするならば、前からは冷風が出ますが、後ろからは温風がてきます。
エアコンの室内機と室外機が合体しているような感じです。
後ろから出てくる温風を室外に出せれば、エアコン代わりに使えるのではないかと考えました。
前にコロナを使っていたのでコロナ製品のページを見ました。
すると今どきの冷風機には排熱ダクトが付いているんですね。
他にも冷風機を見ましたが、費用対効果を見るとCDM-1019あたりが良いのではないかと考えました。
2畳ほどの部屋なので、運が良ければ室温が下げれるかもしれないと取らぬ狸の皮算用。
冷風機はエアコン代わりにならない
目論見が外れたのが、室内の空気を吸ったあと、前から冷風、後ろからは温風、温風は室外に出すことです。
するとどうしょう、排出された分の空気は室外から吸い込まれてきます。
当然といえば当然です。
冷えて除湿された空気を循環して冷却しないので、相当な冷却能力を持っていないと室内の温度は下がることはできません。
室内を締め切って実験しましたが、室内気温が30から32℃、湿度が65から80%くらいで、室温は最大で0.3℃、湿度は最大で5%くらい下がります。
結局は冷風をそのまま当たるか、その冷たい風を扇風機やサーキュレーターで体に当てて冷やします。
基本冷風機の風に当たると体が冷えすぎるので、自分の後ろにサーキュレーターを置いてそこから体に風を当てています。更にデスク上に卓上扇風機がありますので、手元に風が当たるようにしています。
それで足りなくなると真後ろから首筋に卓上扇風機で風を送ります。
最終段階は冷風の風が直接当たるようにし、その反対側からサーキュレーターで体に風を当てます。
正直これだけモータを回すとうるさく、ウエブ会議の音はパソコンの音量を最大にしても聞き取りにくいです。
室温32℃付近
室温32度あたりになるとそれほど冷たさを感じません。
そこで冷風機の風を机の下に送り込み、机の下にサーキュレータを置いて自分に向けて風を当てます。
前だけなので後ろに衝立を立てて風を背中の後ろに送り込みます。
なんとか汗が蒸発して耐えれれるレベルです。
室温33℃が限界
さて35℃以上の猛暑日がやってきました。
正直無理です。
冷風があたっているところはひんやり気持ちいいですが、それ以外の部位はアツアツです。
室温33度までは冷風機と扇風機で耐えれるけど、33度超えは無理です。
事務作業はエアコンのあるリビングで、電話やウエブ会議は冷風機とともに自室で行っています。
評価:★★★
狭い部屋ならエアコン代わりになるのではないかと思いましたが無理でした。
また部分的に冷風があたれば体が冷やせて耐えれるかと思いましたが無理でした。
使用期間時間が長ければ、ウインドウエアコンを買ったほうが良いです。
今回★3にしたのは、私の使用期間が終わると、洗濯物の乾燥機として使用するからです。
洗濯物の乾燥は1,2万円の乾燥機よりパワフルに乾燥してくれます。
一番喜んでいるのは奥さんです。
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