先日、大阪・関西万博へ行く機会があり、せっかくなので前後で大阪観光も楽しんできました!今回は、その2泊3日の濃密な大阪滞在の様子を、万博体験記とは別にご紹介したいと思います。
…が、旅の始まりは少々波乱含み。実は出発3日前に、楽しみにしていた高級牛肉を食べたところ、まさかの食あたりに見舞われてしまいました。当日朝も腹痛が治らず、正露丸を飲んでなんとか症状を抑え、新幹線に乗り込むという、ある意味記憶に残るスタートとなりました(苦笑)。
1日目
新幹線:トラブルもありつつ快適な移動
祝日ということもあり、新幹線の車内は新横浜を過ぎたあたりからほぼ満席状態に。そんな中、東京駅を発車して間もなく、通路を挟んで座っていた方が、背面テーブルに置いていたコーヒー(と思われる液体)入りのカップをうっかり落としてしまったのです!通路はあっという間にコーヒーでびしょ濡れに。
その方は慌てて拭いていましたが、こういう時、周囲はどうするのが正解なのでしょうか?「トイレに行ってトイレットペーパーを持ってきて手伝ってあげればよかったかな?」と、後になって少し考えさせられました。皆さんは、このような状況に遭遇した際、どのように対応されますか?
そして、楽しみにしていた富士山の通過。残念ながら、山頂には雲が帽子のようにかかっており、雲のすき間ほんの少しだけ山頂を見ることができました。それでも、日本の象徴を垣間見ることができて、少し感動しました。
鯛白湯らーめん ◯de▽ 新大阪店
新大阪駅に到着し、まず向かったのはランチ。ラーメン好きの私にとって、旅先でのラーメンは外せません!今回選んだのは、初めて耳にする「鯛白湯ラーメン」のお店。鶏白湯はよく聞きますが、「鯛」とは一体どんな味なのか?興味津々です。
新大阪駅からお店までは、キャリーケースを引きながら15分ほど歩き13時半頃に到着すると、お店の前には3組の列が、その後にも4組の列と1組は諦めて去りました。店頭にある発券機で食券を購入し、並んでいる間に店員さんに回収されるシステムでした。
いよいよ店内へ。一歩足を踏み入れると、強烈な「鯛」の香りが鼻を突きます!魚介系の匂いが苦手な方は、少し厳しいかもしれません。魚は好きな私ですが、この日は鼻が敏感だったのか、かなり強く感じました。しかし、店内は意外にもおしゃれな空間でした。
しばらくして、待ちに待ったラーメンが着丼!私はこってり、奥さんはあっさりを注文しました。
まずはスープを一口…。これは絶句! 今まで味わったことのない、まさに新感覚のラーメンです!こってりスープは、口の中に鯛の濃厚な旨みがこれでもかと広がり、思わず「今までこの味を知らずに生きてきたのは損だった!」と感じるほどでした。
大満足のランチを終え、新大阪駅から大阪駅へ移動します。
うめきた公園〜大阪駅周辺ぶらり
大阪駅から、新しくできたうめきた公園へ。地下通路で繋がっているとのことだったので、案内板を見ながら進んだのですが…途中で矢印を見落としてしまい、少し迷ってしまいました(汗)。
公園の近くでは、「安藤忠雄展」が開催されており、多くの人が列を作っていました。公園自体はとにかく人が多く、水遊び場ではたくさんの子どもたちが楽しそうに遊んでいました。
梅田スカイビルの空中庭園展望台にも行ってみようかと思いましたが、入場料が結構お高かったので、今回は諦めることに。線路の向こう側へ行くのが少し分かりづらく、ナビを見ても少し迷ってしまいました。
次に、「ニッポン放送 関西支社」に行ってみようと思い立ちました。が、案内を見てもどこにあるのかさっぱり…。
よく見ると、「ブリーゼタワー 10階」と書いてありました!まさか、商業ビルの上の方にあるとは思いませんでした。
その後、東梅田駅から谷町線に乗り、宿泊先の天満橋へ向かいました。
大阪城&夕食
ホテルにチェックインした後、早速大阪城へ。夕暮れ時に訪れたのですが、場内は外国人観光客が9割という印象でした。夕陽があたった大阪城は美しく、歴史を感じさせる荘厳な雰囲気に圧倒されました。
夜は、安定の定食チェーン「善や」で夕食をとりました。私が注文したのは竜田揚げと鯖の塩焼き膳。こちらのお店は、豚汁がメインのようですね。
2日目
大阪・関西万博
朝はホテル併設の喫茶店「アクアヴェール」でモーニング。パンは普通、コヒーは私の口に合いませんでした。ゆったりとした時間を過ごした後、メインイベントの大阪・関西万博へ。

帰りの中央線の車内アナウンスで「谷町線」と「谷町二丁目」で「谷町」のイントネーションが違うことに驚き。大阪って、面白い。
夜は疲れがピークに達し、コンビニのカップラーメンで簡単に済ませました。
3日目
通天閣
最終日は、まず通天閣を目指します。天満橋から谷町線に乗り、天王寺駅まで移動しました。あべのハルカスがこんなところにあるんだ、と改めて認識。和歌山のアドベンチャーワールドにも行ってみたかったのですが、さすがに距離があるので諦めました。天王寺動物園も考えましたが、疲労困憊でそれどころではありませんでした。
通天閣のある新世界へ向かう途中、屋根付きの商店街を通り抜けました。朝食は、この商店街にある「ニューワールド」というお店を予定していたのですが…。
商店街では、地元の方と思われるおじさんたちが、道の真ん中で広がって歩いたり、タバコを吸いながら歩いたり、自転車が猛スピードで走り抜けたりと、東京ではあまり見かけない光景が広がっていました。
そして、なんと!後ろから来た自転車に小突かれるというまさかの人身事故に遭遇!しかも、そのまま逃げられてしまいました…ひき逃げですよ、それ!幸い怪我はありませんでしたが、驚きと怒りでしばらく呆然としてしまいました。
気を取り直して「ニューワールド」の前まで行くと、なんと休店日。仕方なく、その先に見つけた喫茶店「タマイチ」でモーニングをいただくことに。パンがふわふわでとても美味しかったです。支払いは、QRコード決済の端末が調子が悪かったため、Suicaで済ませました。
通天閣周辺は、外国人観光客の割合が非常に高かったですね。そして、射的屋さんの多さにも驚きました。なぜあんなにたくさんあるのでしょうか?
戎橋
通天閣から、賑やかな戎橋を目指して歩きます。途中、千日前道具屋筋商店街を通り抜けたのですが、そこで、なぜか一本のお箸が私の目に飛び込んできました。「これは買うしかない!」という謎の衝動に駆られ、購入(笑)。旅の思い出の品が増えました。
さらに進み、日本橋(にっぽんばし)を通過すると、いよいよ道頓堀へ!グリコの看板が見えた瞬間、大阪に来た!という実感が湧きました。道頓堀は、想像以上の人でごった返しており、こちらも外国人観光客が非常に多かったです。
逢酒場 ちろり
難波駅から御堂筋線に乗り、新大阪駅へ戻ります。本当は、ぼてぢゅうでカキオコを食べるつもりだったのですが、駅構内を探してもお店が見つかりません。新幹線の時間が迫ってきたため、改札を通り、中にある「逢酒場 ちろり」というお店でとんかつ定食をいただきました。お味は…全てにおいて無難に普通、という印象でした(笑)。
まとめ:万博ついでに大阪をギュッと満喫!
今回の2泊3日の大阪観光は、万博だけでなく、大阪の食、人情、そしてちょっとしたハプニングも詰め込まれた、非常に濃密な旅となりました。食い倒れの街としての魅力はもちろん、時に遭遇する予想外の出来事も、大阪ならではの面白さだと感じました。
万博を目的に訪れた大阪でしたが、そのついでに、大阪という街の魅力をたっぷりと堪能することができました。皆さんも、大阪を訪れる際は、ぜひ万博だけでなく、街の隅々まで探索してみてください!きっと、忘れられない思い出ができるはずです。
(了)
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