行きたくなかった2025年大阪・関西万博に行ってみたら…!?その1

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今回は、ひょんなことから参加することになった「2025年大阪・関西万博」の体験記をお届けします。

「え、あの万博?」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。実は私自身、開催前は「多額の費用をかけて本当に元が取れるの?」「興味はあるけど、わざわざ行くほどでは…」と、正直あまり乗り気ではありませんでした。

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なぜ、行きたくなかった万博へ?

では、なぜ私が万博の地に足を踏み入れたのか。それは、NTT株主の特典でまさかのチケットが当選してしまったからなんです!

最近、子どもたちが独立し、夫婦二人の生活になった我が家。奥さんの脳の活性化のため、今まで避けてきた旅行に積極的に行くことを夫婦の共通目標にしています。しかし、特に「ここに行きたい!」という強い希望があるわけでもなく…。そこで、旅行ガチャ「どこかにビューン」で選ばれた場所へ行ったり、今回のように何か当選したらそこへ行く、という流れに身を任せています。

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そんな中、舞い込んできた万博のチケット。これはもう、大阪観光も兼ねて2泊3日で行くしかない!と腹を括りました(笑)。連泊なためキャリーバックをホテルに置いて行けましたので、コインロッカーを探す手間が省けました。宿泊先は、奥さんとの旅行なのでバストイレ付きのツインルームで一番リーズナブルだった、天満橋のホテルを予約しました。

ちなみに、大阪観光についてはまた別の記事で詳しくご紹介しますね!今回の旅では、
1日目: 大阪城🏯
3日目: 通天閣🗼、戎橋🌉
を巡りました。こちらもなかなか面白い体験でしたよ!

いざ、万博会場へ!🚶💨

さて、本題の万博会場への道のりです。ホテル最寄りの天満橋駅から乗車せずに、のんびり歩いて中央線の谷町四丁目駅を目指しました。途中、ホテルのモーニングで腹ごしらえをしました☕。

谷町四丁目駅に着くと、目の前で電車が出発!そこそこの人が乗り込んでいました。「これは混むぞ…」と覚悟して次の電車を待つと、ラッキーなことに2席空いており、奥さんと座って終点の夢洲駅まで行くことができました。

9時前に夢洲駅に到着。10時の入場時間まで少し時間があったので、駅のトイレへ。女性用は長蛇の列でしたが、男性用は比較的スムーズ。ただし、個室は少し並んでいました。

夢洲駅から地上へ上がると…予想以上に人が多い!特に目についたのは、小学生や中学生の団体。平日に訪れたので、学校行事で来ているのでしょうね。

人の流れに乗って進むと、予約時間ごとに進む方向が分かれていました。**9時枠、10時枠、11時枠…**と、自分の予約時間に合った列に並びます。

手荷物検査(X線検査)を終えると、いよいよQRコードの読み取りです。機械に不慣れな奥さんのために、私のスマホに2人分のQRコードをスクリーンショットで保存し、ホーム画面にショートカットを作成しておきました。読み取りの際、「2人分です」と伝えると、スムーズに2つ読み取ってもらえました。10時前には無事入場!ゲートをくぐると、意外にも人の多さは感じませんでした。

後で知ったのですが、この日の入場者数は9万8000人。そのうち関係者が1万8000人で、一般の入場者は8万人だったそうです。これまでの推移から見ると、平均的な数値だと思います。

まずは、あの「土下座みゃくみゃく」にご挨拶?

会場に入ってまず目指したのは、SNSで話題の「土下座みゃくみゃく」。奥さんは「気持ち悪い」と言っていましたが、私はなんだか憎めない、むしろ可愛く思えてしまうんです(笑)。

とりあえず、当日予約ができるパビリオンを探していると、関西パビリオンに空きを発見!すぐに予約を入れました。…が、この予約が後々「あちゃー」となりました。

ガンダムパビリオンの当日予約は12時から。そして、予約したものを消化しない限り、次の当日予約を入れられないシステム。関西パビリオンの予約時間が12時半…。完全に時間が被ってしまっています。気づいた時にはすでに12時を過ぎており、恐らくガンダムの当日予約はできなかったでしょう。次の当日予約枠は15時。果たして間に合うのか…。

予約なしのアメリカパビリオンの横を通った時、すでに長蛇の列!ここに並びながら当日予約を探すのが賢明だったと後悔しました。

感動!リングからの絶景に言葉を失う

関西パビリオンの予約時間まで少し余裕ができたので、まずは万博のシンボル「リング」の上に登ってみることにしました。

この日は本当に天気が良く、風も穏やか。寒がりな私でも過ごしやすい、最高気温21℃、最低気温10℃という絶好のコンディションでした。

そして、リングの上から最初に目にした光景で、思わず声が出ました。「アホちゃうか?(いい意味で)」

直径約675メートルという巨大なリング。感覚的には、北海道の広大な花畑を丘の上から見下ろしているような、まさに「広大」という言葉がぴったりな景色でした。しかし、ただ広いだけでなく、円の内側のカーブの向こうに広がる景色、さらにその奥に見える山々…「ここ、本当に大阪?」と疑ってしまうほどでした。

特に衝撃的だったのは、カーブに沿って向こう側の景色が小さくなっていく様子。これは、おそらく今後生きていく中で二度と目にすることはないだろうと感じました。下から見上げるリング、上から見下ろすリングの写真や映像はたくさん見てきましたが、実際に自分の目で見る光景は全くの別物でした。あまりの感動に、自分が一番撮りたかった景色を写真に収めるのを忘れてしまうほどでした。

普段は花を撮ることが多いので、会場内の花や植物も気になりましたが…残念ながら、まだほとんど咲いていませんでした。万博の花と何か作品を作りたかったのですが、今回は難しそうです。

下に降りて歩いていると、有名な無料ウォータースタンドがありました。昼前だったためか、誰もいませんでしたが、昼過ぎには10人以上の列ができていました。夕方には少し列が短くなっていました。

トイレが混んでいたので、コモンズEに入ってみました。こちらのトイレは並んでいなかったので、穴場かもしれません。展示自体には特に興味がなかったので、さっと見て外に出ました。雰囲気は、地元小倉の西日本総合展示場でよく開催される「世界の〇〇展」のような感じでした。

和歌山、香川…気になるブースを巡る

ガンダムパビリオンの方へ歩いていると、**EXPOメッセ「WASSE」**に入ることができたので、立ち寄ってみました。中ではアニメのイベントが開催されていましたが、特に興味はなかったので一周して外へ。私の地元、北九州市のブースも出展していました。

EXPOメッセを出て数歩歩くと、和歌山県の展示ブースが。「和歌山WEEK」というイベント中で、梅酒を試飲させていただきました。

隣の香川県のブースは、たくさんの人が並んでいました。どうやら牛肉が人気のようでしたが、私は並ばずに試食できたうどんをいただきました。ツルツルとしたコシがあって、とても美味しかったです!

そして、ついにガンダムパビリオンに到着!写真を撮って、さて次へ…というところで、パビリオンからたくさんの学生が出てきました。「なるほど、それで午前中は予約でいっぱいだったんだな。だから午後に当日枠を設けているのか」と、勝手に解釈しました(笑)。

関西パビリオンと、当日予約の厳しさ

さて、予約していた関西パビリオンの時間になったので向かいました。正直な感想を言うと、「だから当日でも簡単に予約が取れたんだな…」という内容でした。中に入って少し待ち時間があったので、当日予約ができるパビリオンを探しましたが、空きがあっても「人数分用意できません」とか「他の予約と時間が重なっています」といった表示が出て、なかなか予約が取れません。

この時、悟りました。「複数人で当日予約を取るのはほぼ不可能だ…」と。隣に並んでいた一人で来ている方も同じように当日予約を探していました。皆さん必死なんですね。二人連れの私は、この時点で当日予約を諦めました。

関西パビリオンを出て、遅めの昼食をとることに。コンビニで買ってきたおにぎりなどを、会場内の空いているベンチでいただきました。リングの下の日陰は少し寒かったので、日向で食べました。会場内にも飲食店は高額ですが気になるものがあれば買おうと思っていましたが、特に興味を引くものがなく、結局何も買いませんでした。

三菱未来館で休憩?といのち動的平衡館の謎

次は三菱未来館へ。少し時間があったので、静けさの森に立ち寄りました。その後、三菱未来館へ。予約時間より少し早く着きましたが、入ることができました。予約なしの列の待ち時間は60分でした。当日予約枠は空いていないのに、待てば入れるというのは、予約した身からすると少し不思議な気持ちです。
列に並んでいる時、「一歩前に詰めてください」と言われたので、少しずつ前に進みました。ところが、止まった位置の前にいたのはリュックを背負った人でした。その人が意識的にあちこちを見回しているのか、方向を変えるたびにリュックが私の身体に当たります。リュックが何度も当たってくるので、本人も気づいていると思うのですが、落ち着きがなく、リュックを揺らしては私にぶつけてきます。さすがにイライラしてきましたが、奥さんから「待て」のひと言があり、何とか我慢しました。

展示内容は、まぁ一般的な映像と音の体験でした。特に興味があって入ったわけではありませんでしたが、椅子の座り心地が良く、音の振動も心地よかったので、危うく寝てしまいそうに(笑)。疲れた時の休憩には良いパビリオンかもしれません。

続いて、前評判が良さそうだったいのち動的平衡館へ。その手前にあったNull2は、ものすごく楽しそうな雰囲気でしたが、残念ながら予約が取れませんでした…。いのち動的平衡館は、何が良いのか、正直よく分かりませんでした。期待していただけに、少し拍子抜けでした。

つづく

行きたくなかった2025年大阪・関西万博に行ってみたら…!?その2
その1はこちらからアオと夜の虹のパレードと涙の沈む夕陽断念私の万博の密かなメインイベントは、リングの上から撮る夕焼けでした。この日の日の入りは18時42分。そして、もう一つの奥さんの目玉「アオと夜の虹のパレード」の開場時間は18時40分。「...

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