行きたくなかった2025年大阪・関西万博に行ってみたら…!?その2

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行きたくなかった2025年大阪・関西万博に行ってみたら…!?その1
今回は、ひょんなことから参加することになった「2025年大阪・関西万博」の体験記をお届けします。「え、あの万博?」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。実は私自身、開催前は「多額の費用をかけて本当に元が取れるの?」「興味はあるけど、わざ...
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アオと夜の虹のパレードと涙の沈む夕陽断念

私の万博の密かなメインイベントは、リングの上から撮る夕焼けでした。この日の日の入りは18時42分。そして、もう一つの奥さんの目玉「アオと夜の虹のパレード」の開場時間は18時40分。

「うっ!これでは日の入りが撮れない…」

奥さんに確認すると、ショーを良い席で見るためには開場前に並ぶとのこと。泣く泣く、ほんの少し色づいた夕焼けで諦めることにしました。

実はこの「アオと夜の虹のパレード」、2ヶ月前の抽選予約でゲットしていたんです。個人的には「横からでも後ろからでも良くない?」と思っていたのですが、女性が好きそうなので奥さんが喜ぶだろうと思い、第一希望をガンダムではなく、「アオと夜の虹のパレード」にしたのです。

しかし、私にとっての悲劇はそれだけではありませんでした。大の寒がりなのです。寒いなら、できればそこにいたくない。寒いのは分かっていたので、少し厚着をしてウインドブレーカーを着て対策しましたが、日が暮れると、日中の暖かさが嘘のように寒さが身に染みます。仕方なく、残っていたお菓子を食べ続けながら寒さに耐えました。

さらに、何も考えていなかった私が悪いのですが、会場の噴水は海水が吹きあがるのです!つまり、水しぶきは塩水…。海は好きですが、海水はベタベタするし、その中にいることを想像するだけでゾッとします。開場前に並んでいる時、係の人が「前の2列目までは水がかかります」と言っているのを聞いて、さらに寒気がしました(実際に寒いのもありますが)。

先日、半年待ちでようやく届いた新品のコンパクトデジカメを今回持ってきたのですが、そんな塩水がかかる中で新品のカメラを使う勇気はありません。古い方を持ってくればよかったと後悔しました。

そこそこ早い時間に並んでいたため、奥さんにとっては運良く真ん中の2列目に座ることができました。しかし、ここでも問題が。座席はコンクリートの上。痩せ型の私にとって、これは拷問です。普段から、奥さんが柔らかいソファーに座り、私が木の椅子や硬い場所に座ることが多く、すでにお尻が痛い…。これから1時間近く、この上で過ごさなければなりません。私にとって、試練の1時間が始まりました。
「アオと夜の虹のパレード」を見る際には是非クッション性のある座布団を持って行くことをお勧めします。

そして、ショーがスタート。色々と不幸話を書きましたが、ショーの間は全てのことを忘れ、ガンダムが見れなかった悔しさも吹き飛び、完全に没入しました。真正面で見るのは正解です!欲を言えば、本当にそうなのか、色々な角度から見てみたいところですが…。寒さも、お尻の痛みも忘れさせてくれる、素晴らしい20分間でした。

もし予約が取れなくても、予約席の横が自由観覧席になっているので、早めの時間に行けば比較的近くで見ることができます。リングの上も、ショーが始まる直前くらいまでは隙間がありました。

プロジェクションマッピングと、あっけないドローンショー

ショーが終わった後、ドローンショーを見てから帰りたいと思い、それまでの時間、**EXPOホール「シャインハット」**のプロジェクションマッピングで時間をつぶしました。正直に言うと、内容はあまり面白いとは感じませんでした。しかし、ほぼ人がいない状態で、日中の暖かさが残るアスファルトの上でくつろぎながらプロジェクションマッピングを見るのは、なかなかサイコーでした。疲れていたので、ストレッチなどをしながらリラックスしました。

プロジェクションマッピングが終わっても、まだドローンショーまで時間があったので、再びリングの上に登りました。ドローンショーが始まってしばらくしたら降りて、東ゲートから夢洲駅に向かう作戦です。一番怖いのは、ドローンに見入ってしまい、降りるタイミングを失うこと。体験記を見ると、ドローンショーが終わってから降りようとすると、なかなか降りられず、夢洲駅まで1時間もかかったという情報もあったからです。

初めて見るドローンショーでしたが、歳のせいか、目が良く見えていないのか、遠くの壁に埋め込まれたLEDが光っているようにしか見えず、特に感動もなく、気持ちを切り替えてサクッと下に降りることができました。それでも、夢洲駅のホームに着くまでには15分程度かかりました。ホームの階段の裏側が比較的空いているという情報があったので、階段の裏側の車両に乗り込みました。通勤電車ほどの混雑はなく、1本待てば先頭車両の方で十分に座って移動できる程度の混み具合でした。

【反省】今ならこうする!万博攻略法

今回の万博体験を通して、「もし次に行くなら…」という反省点をまとめます。

当日予約(当日登録)の仕組み

ガンダムパビリオンでは、事前に抽選予約や先着予約が行われていますが、もし空きがあれば当日でも予約が可能です。
当日予約の画面には「追加で申し込み可能な時間枠」が表示され、ここでその日に自分自身が予約できる時間帯を確認できます。

例えば、予約の時間帯が以下のように区切られているとします。
10:00 – 13:00
13:00 – 16:00
16:00 – 19:00
19:00 – 22:00
もし10時に入場した場合、①の時間帯はすでに始まっているので、当日予約をするなら②以降の時間帯から選ぶことになります。
事前予約や先着順で複数の予約に申し込んでいました。

2ヶ月前抽選: ④(19:00 – 22:00)に当選
7日前抽選: ②(13:00 – 16:00)に当選
3日前先着: ③(16:00 – 19:00)を確保!

…そうです。今考えると信じられないのですが、全ての予約の時間帯が見事に重複してしまったんです。

当日予約の画面を開いたところ、「追加で申し込み可能な時間枠」の先では、予約ができる時間枠がありませでした。既に確保済みの予約で、その日の全ての時間帯が埋まってしまっていたのです。パビリオンに入場して予約を解除すれば、すぐ次の予約が取れるとのうわさがありましたが、その技はできませんでした。

②や③の予約を諦めて当日予約に賭けるという選択肢もありましたが、せっかく取れた予約を手放す勇気が出ず、その日は泣く泣く諦めることにしました。

こうすればよかった!私の次回の作戦

入場は9時予約を狙う。
2ヶ月前抽選でNull2を狙う。外れたら別の日程で再挑戦。
3日前先着予約はスルーする(今回はこれが余分だった)。
入場後、すぐにアメリカパビリオンに並ぶ。
12時になったら、ガンダムパビリオンの当日予約に全力を尽くす

当日予約をする際は、事前に予約画面を開いておき、時間になったらすぐに更新して予約を試みる。今回はこれで予約できそうな感触でした。

2ヶ月抽選、7日抽選で同じパビリオンで時間を変え予約ができることを知りませんでした。
知っていれば、ガンダムでもNull2でも時間を変えて第5希望まで入れてました。

予約枠数について

ガンダムパビリオンの7日前抽選の厳しさは、以下の公式サイトで確認できます。これを見ると、当日予約に賭ける方が賢明だと判断しました。

予約の枠数は次のサイトを参照ください。
ガンダムの7日前抽選の厳しさが分かります。
そのため当日に賭ける方が良いと判断しました

パビリオンの総枠数、2か月前抽選・7日前抽選の当選枠情報を公開!~抽選の申し込み時にご活用ください~ | EXPO 2025 大阪・関西万博公式Webサイト
2025年の万博、日本、大阪・関西で開催!テーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」。

万博に行くべきか?タイプ別アドバイス

一人で関東から行くと新幹線代だけでも往復3万円、宿泊となるとプラス1万円、それなりにお金がかかり躊躇します。

「行きたくないけど…」という方へ

無理に行く必要はありません(笑)。もし、何か懸賞で当たったり、誰かにチケットをもらったりしたら、大阪観光のついでに立ち寄ってみるのも良いかもしれません。入場して雰囲気を少し見たら、パビリオンには入らずに出る、というのもアリだと思います。

「行ってみたいけど、どうしたらいいか分からない」という方へ

行きたいパビリオンがあるなら、その情報を徹底的に調べて、抽選予約や先着予約に臨んでください。
特に見たいものがない場合は、当日予約の方法だけ理解しておき、会場で空いているパビリオンに当日予約で入ってみるのも手です(ただし、複数人だと難しい可能性が高いです)。
複数人で行く場合は、当日並べそうなパビリオンがあれば、並んでみるのが確実かもしれません。

個人的には、2回行くのがおすすめです。

1回目: よく分からないまま、予約したり、現地を歩き回って雰囲気を掴む。
2回目: ある程度勝手が分かり、見たいものややりたいことが明確になっているので、効率的に動けるはずです。
言うならば、1回目で2回目の状態ができる案内、もしくはシステムにして欲しいです。

結論:行きたくなくても、行ってみる価値は「あり」!

最後に、改めて今回の万博体験を振り返ります。正直、行く前は全く乗り気ではありませんでしたが、NTTの株主優待でチケット当選という幸運なきっかけに恵まれ、大阪観光も兼ねて万博へ足を運ぶことになりました。

交通費や宿泊費はそれなりにかかりましたが、「大阪観光のついで」と思えば納得のいく出費です。入場券が当たったという気軽さも大きかったですね。

何よりも、万博のシンボルであるリングの上から遠くの景色を眺めた体験は、本当に価値があったと感じています。あのような広大な景色と、そこで感じる特別な感覚は、他では決して味わえないでしょう。

万博当日は、なんと26,000歩も歩き、さすがに疲れましたが…最終的に「万博に行くことはありかなしか」と問われれば、**間違いなく「あり」**と答えます。

もし、この記事を読んで「どうしようかな…」と迷っている方がいたら、ぜひ一歩踏み出してみてください。きっと、予想外の発見や感動が待っているはずです。そして、もしチケットが当たったら…迷わず大阪へGOです!(笑)

最後までお読みいただき、ありがとうございました!次回の旅行記もお楽しみに!😊

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