【思い出】史上最低で、最高のロックフェス「ベイビー大丈夫かっ BEATCHILD 1987」

先日とあるニュース系の番組を見ていると今更ながら「BEATCHILD」が映画化されたというのです。
BEAT CHILDは、熊本県阿蘇郡久木野村(現・南阿蘇村)野外劇場・アスペクタで、1987/8/22から23日にかけてオールナイトで行われたロックフェスティバルのことです。

10/26(土)よりロードショーされており、DVDが出たり、テレビ放映されたり、ネット配信されることはないので期間限定(11/8まで)、ここだけであの時の感動が蘇ることになります。

なぜ26年たった今映画化されるのかというと、当時このフェスに参加した方々は40代の働き盛りだと思います。

疲れ果てた我々へのメッセージ「ベイビー大丈夫かっ」、そしてその時のパワーを取り戻すべく映画化されたと思います。

実はこのBEATCHILD、私の人生の中でターニングポイントになったイベントなのです。

遡ること1987/8/21、親友から「コンサートに一人いけなくなったので、代わりに行かない?」と誘われました。

尾崎豊、BOOWYが出るということで「行く行く」と二つ返事。

ほとんど記憶が残っていないのですが、はじまりのブルー・ハーツ。

この時は曇り空で、何が始まるのかワクワクしていました。

が、次第に雨が振り、土砂降り、いやバケツをひっくり返したような雨と言った方がいいかもしれません。

野外なので雨宿りするところもなく、傘があるわけでもなく、カッパがあるわけでもなく、ただただ雨に打たれ続けなければなりませんでした。

体力の消耗は想像を絶するものでした。

バスツアーで来たので、帰ることもできません。

あまりにもお腹が空いたので、何か食い物はないかと探しました。

カップヌードルが売っていました。

金額は驚くくらいに高かったと思います。

お金とかそういう問題でもなく、何か暖かいものを流しこみたかったのです。

しかし、お湯とは程遠いものでぬるいため、カップラーメンもトホホの状態でした。

丁度テントの端っこが空いていたので雨宿りしていました。

そこで知らない方から、黒いゴミ袋を一枚頂いてカッパ代わりにしました。

そうこうしているうちに、気を失っていました。

夢のなかで尾崎の声が聞こえてくるではないですか!

そこで目が覚めました。

気合い入りました。

そうこうしているうちに雨が上がり、空が深い青色に変わって行きました。

もうラストの佐野元春です。

フェスが終わった後、どうやって親友と出会い家までたどり着いたかは記憶にありません。

「史上最低で、最高のロックフェス」とHPでも書かれている通り、私の人生の中で最低な出来事であり、バンドをやろうと決めた最高のロックフェスでした。

これだけの雨の中で、これだけの人を熱くさせる、そんな音楽を作りたいと決意したのでした。

今手元にはその時に購入したパンフレットがあります。

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当時の雨の証がきっちりと残っており、これを見る度に「頑張れ!俺!」という言葉が、時を超えて聞こえるような気がします。