自動車接触事故の顛末
娘が接触事故を起こした
先日娘が他車と接触事故を起こしました。
バイクで撮影にでかけ家に戻ると娘が車で出かけるところでした。
娘に「気をつけて行ってきな」と声をかけました。
私はバイクを所定の位置に止めカバーをかけている時に娘は発車し出かけていきました。
数秒ほどして近くで「カスー」と音が聞こえました。
もしかしてと思いましたが事故であれば「ガシャン!」かなと思い音のした方向へ行きました。
するとうちの車が止まっており、その前もう一台車が止まって娘が男の人に頭を下げています。
「あー、やってしまったか」と。
幸いなことに人が怪我するほどの大きな事故ではないようです。
警察を呼ぶ
大きな通りではなく住宅街の中での事故でした。
長い人生の中交通事故は加害者も被害者も経験しており、何をしなければいけないのかはわかっているつもり。
本来であれば娘に全てやらした方がいいかと思いましたが、はじめての経験なのでとりあえずは110番くらいはしてあげようと考えました。
家に帰り奥さんに110番通報をお願いしました。
10分ほどして警官2名が到着しました。
事故の状況の説明は娘にやらせ、車検証や自賠責保険などは私から娘にこれとこれと指示を出して警官へ提示させました。
状況の確認等は20分もかからず終わりました。
事故の状況
相手は直進、娘は一旦停止からの右折でした。
娘が左方向の確認不足で左からくる相手の車を見落とし、相手の車の右後方部へ私の車の左前方が接触しました。
相手の車には大きな損傷はなく、フェンダーからバンパーへの擦り傷でした。
私の車はバンパーや方向指示器、フォグランプ等を破損しました。
保険屋に連絡
家に戻りすぐに保険屋に連絡しました。
保険の番号や簡単な事故の状況、相手の連絡先等を聞かれました。
事故の受付は24時間ですが、事故受付担当者の営業時間が平日の日中時間帯のみなので後日連絡があるとのことでした。
保険屋からの連絡
保険屋から連絡があり、書類を送るので書いて返送してくれとのことでした。
事故の状況を書いた書類を早々に返送しました。
初回の電話で修理はまだしないでと言われていたので、保険屋からの連絡を待ちました。
保険料がどれくらい上がるか?
保険屋からの初回連絡のあと保険を使うと今後3年間どれほど上がるかをシミュレーションした書類が送られてきました。
保険を使うことで3ランク等級が落ち、更に事故割増料金となります。
おおよそ今後3年間で1.5倍近い保険料を払うことになります。
保険を使わなかった場合の修理金額が、余分に支払う金額以上になれば保険を使用した方がことになります。
これまでの事故
これまで2度ほど接触事故を起こしたことがあります。(私1回、奥さん1回)
それぞれ軽微で自分の車を修理しなければ、相手の修理費が1から3万円ほどの金額でしたので保険を使わずに済みました。
明らかに当方のほうが過失割合が高く、示談交渉しても面倒なので金銭でスースな解決ができると思い当方ですべて負担しました。
今回も自分の車の修理をしなければ、保険を使わずに済むのではないかと想定してました。
あとカマを掘られたことがあり、この場合は相手が100%悪いので私の保険屋は一切関わりませんでした。
保険屋から連絡がこない
保険屋からの連絡を待っていましたが、連絡が来ません。
保険屋の営業は平日の日中営業時間帯のみでしか電話の受付をしていないので、日中フルで働いている私からはなかなか電話をかけることができません。
2週間ほどして保険屋から自宅に電話がかかってきました。
「なんで連絡をくれないのですか?」と保険屋から言われました。
いやいや、それはこっちのセリフですよ。
顧客のことを考えた営業マンだったら、書類が手元に届いたら確認の連絡くらいするでしょ?
まぁ私の入っている保険屋のことをネットで調べたらあまり対応はよろしくないみたい、なことが書かれており事前に知っていたから「やっぱりそうなのね」という感じで受け取りました。
「早々に修理の見積もりにもって行ってください」と言われました。
いやいや、前回の電話で早々に行ってくれりゃ持ち込んでましたよ、何を今頃そういうこと言うかな。
先方の修理代を聞くと想定以上の金額が提示されました。
もう保険を使うしかない状態となりました。
私の車は車両保険に入っているので、手出しはなしで修理ができます。
過失割合ですが、当方が85%、相手が15%と言われました。
更に相手は納得していないとの情報までいただきました。
自分の修理の見積もり
早速修理の見積もりにディーラへ入庫しました。
さて提示された修理額は、見て唖然、そこまでの金額がかかるとは・・・
元の状態に戻すため破損箇所はすべて交換での見積もりが出てきました。
なるほど、相手方の修理代が想定以上の金額になったのはそういうカラクリがあったのですね。
この金額を相手に提示すると更に駄々をこねることになるでしょう。
ディーラから言われたこと・・・
「車の型式が古いため新品の部品が手配できません。更に今回の破損箇所はライトなので修理できないと車検がとおりません」
全損してしまった気分です。
保険金支払金額の計算方法
これまで深く考えていなかったのですが、通常入っている対物保険は「相手の修理費等の保険」で自車の修理費用は対物保険では支払われないのです。
なので、先方が20万円、当方が10万円の修理費用がかかったとすれば、相手から10万円の15%の修理費をいただいて残りの8.5万円は自腹で支払うことになります。
先方へは先方の車の修理費の20万円の85%、つまり17万円が支払われ3万円が先方の自腹金額となります。
ただし私の車の修理費10万円がありますので過失の15%、1.5万円を当方へ支払うことになります。
ここで先方へ支払われる保険金と相殺され先方へ支払われる保険金額は15.5万円となり、実質先方の自腹金額は4.5万円となります。
要は双方の修理費を合計した金額にそれぞれの過失割合をかけた金額が、それぞれが支払う修理費となります。
今回の事故のケース自分が加害者だったら駄々をこねたくなるので、先方が納得いっていないのが分からなくもありません。
車両保険の必要性
私の車はかなり古いですが、新車の時に車両保険をつけたまま現在に至っています。
10年を超えた辺りから全損扱いになっても大した金額は支払われず、そこそこの金額を支払うことになるので外してしまおうかと考えていました。
ここ数年は節約のために車両保険を外したらどうかと、保険屋から提案を受けていましたが「お守りがわり」なので残しておくことにしました。
幸いというか車両保険を残していたので使うことにしました。
ここ10年払い続けた金額には届きませんが、車両保険がないよりも良かったかなといった感じです。
保険金支払い
結局事故発生から約1ヶ月で保険金が振り込まれました。
過失割合は当初言われていた85対15で決着しました。
私の車の修理代の15%が保険会社を通じて支払われました。
車両保険については全損扱いになったようで契約金額の満額が支払われました。
といっても修理の全額ではないので、先方からの支払い分を足しても手出し分が発生します。
自動車の修理
保険金が支払われましたのでディーラへ修理の相談に行ってきました。
相談した結果、車自体が古いので見た目が気にならなければ車検が通るだけの修理の方がいいのではとの提案を受けました。
いずれにしても部品自体が新品で手に入らないので、車検をクリアする修理かつ中古部品での修理をお願いしました。
車の買い替え
ディーラから部品の手配が難しくなっているので新車の買い替えを提案されましたが、乗りたいと思う車がないのでもうしばらく乗り続けることにしました。
今乗っている車の買い替えの基準は
- 乗りたいと思う車に出会った時
- エアコンが壊れた時
- 全自動運転者か庶民でも買える値段になった時
と考えています。
エアコンって壊れそうなんですがなかなか壊れないものですね。
(了)
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません