新幹線ガチャ「どこかにビューーン!(どこビュン)」の第2弾で、今回私が引き当てたのは「白石蔵王駅」。さて、どんな旅になるのでしょうか? 前回の仙台駅訪問の様子はこちらをご覧ください。

このブログ記事にたどり着いた方は、きっと「どこビュン」で白石蔵王駅に行くことになり、観光情報を探していることでしょう。そこで、最初に結論をお伝えします。
「白石蔵王駅」の結論
もし、どこビュンで行き先が決まる前であれば、白石蔵王駅は正直なところ、選択肢としておすすめしません。しかし、すでに行き先が決まっている場合は、手前の福島駅で途中下車するか、追加料金を支払って仙台駅まで行くことを検討してみてください。
「白石蔵王駅」に行く覚悟を決めた方は、ぜひこのブログを参考にしてください。ネット上ではレンタカーや温泉地の送迎に関する情報が多いですが、私は基本的にタクシーやレンタカーを使わない旅行スタイルです。
また、白石市内の移動には、レンタサイクルも便利です。詳しくは、白石市のレンタサイクル情報をご確認ください。

今回の狙いと候補
今回は、新青森駅、新潟駅、秋田駅あたりを狙っていました。 実際、新幹線ガチャの候補地には、新青森駅、上田駅、角館駅、そして白石蔵王駅が含まれていました。 正直なところ、白石蔵王駅は絶対に避けたかったのですが…。 新青森駅が含まれていたので、これで決まりだと思っていたのですが、翌日届いた行き先決定メールには「白石蔵王駅」の文字が。一瞬、血の気が引きました。
今回の旅のスケジュールは、1日目の14時に白石蔵王駅に到着し、翌日の12時に出発する、という22時間の滞在です。 手前の福島駅は、自宅から車で行ける距離なので除外。仙台駅まで行くと、前回訪問したばかりですし、滞在時間が短くなるため、駅周辺の観光になってしまうと考えました(東北本線で50分)。 それならば、白石観光に焦点を当ててみよう!と気持ちを切り替えました。
そもそも、私たち夫婦はインドア派で、子どもたちが家にいた頃は、年に1回旅行に行くかどうかという感じでした。 関東に住むようになってからは、帰省費用もかさむし、観光地はどこも混んでいるので、旅行に行く気になれなかったのです。 しかし、子どもたちが独立して経済的な負担が減ったこと、そして何より、奥さんを外に連れ出す必要があると感じたことから、旅行に行くことにしました。 奥さんに「どこに行きたい?」と聞いても、なかなか決まらないので、そういう意味では、強制的に行き先を決めてくれる「どこビュン」は、私たちにとって救世主です。
今回は、その神様が決めてくれた白石に行くことにしました。 幸い、今回は座席の変更ができました。 前回同様、最初は3列席のA,B席でしたが、何度か確認したところ、2列席のD,E席に変更することができました。 3列席のC席に知らない人がいると、トイレに行く際に気を使うので、2列席の方が気が楽です。
東京じゃんがら エキュート上野
新幹線に乗る前に、腹ごしらえをすることにしました。 上野駅のエキュートは、改装中のエリアが多く、お店の選択肢があまりありません。 とんこつラーメンが食べたかったので、「東京じゃんがら」に入ってみました。 平日の11時ということもあり、店内は空いていました。 食券を購入して席に着くと、店員さんが食券を取りに来て、麺の硬さを選べました。
ラーメンが運ばれてきてスープを一口飲むと、「うまかっちゃんの調味油」の味が強く感じられました。 麺を食べてみると…残念ながら、私の口には合いませんでした。 上野駅で新幹線に乗り換える際、手頃な価格で美味しい食事ができるお店を見つけておきたかったので、少し残念です。
白石蔵王駅
福島駅で、上野駅から一緒に来た山形新幹線「つばさ」が切り離されました。 切り離し作業には、意外と時間がかかるのですね。 福島駅を出発すると、あっという間に白石蔵王駅に到着しました。 駅舎の中はひんやりとしていて、外に出ると暖かい。そして、再び駅舎に入ると寒い…どうして駅舎内はこんなに寒いのでしょうか?
駅の裏側には、駐車場と畑が広がっていて、傾いた電話ボックスがポツンと立っていました。
パシフィック白石
今回の宿泊先は、JR東北本線白石駅近くの「パシフィック白石」です。 白石蔵王駅からホテルまでは、徒歩で約30分。少し遠回りした感じもしましたが、ゆっくりと歩きました。 ただ、キャリーバッグを引いていたので、道が狭くてガタガタしていたのは少し辛かったです。
白石駅には歩道橋があるのですが、工事中で渡ることができませんでした。 もし、最短距離で歩道橋を目指して歩いていたら、踏切まで戻らなければならない状況でした。
ホテルはリーズナブルで、必要最低限の設備は整っていました。 気になったのは、便座が温座ではなく、ウォシュレットのみだったことです。 加湿器は加熱式で良かったのですが、お湯が沸く音が少しうるさかったです。 ホテルのすぐ横が線路なので、貨物列車が通過する際の音と振動も気になりました。 ロビーのアメニティコーナーに耳栓が用意されていましたが、音は多少和らぐものの、振動は消えません。 普段は睡眠薬を飲んで寝るので、あまり気にならないのですが…と言いつつ、この日は結局、薬を飲まずに眠ることができました。 ベッドと枕の相性が良かったのか、電車の音が心地よかったのかは分かりません。 アメニティコーナーには入浴剤も置いてあり、ゆっくりとお風呂に入ることができました。
1日目の観光はあまり予定していなかったので、Amazonの初代Fire TVを持参して、ホテルで映画を楽しみました。
壽丸屋敷
宮城県白石市の中心部に佇む壽丸屋敷は、明治から大正時代にかけて建てられた歴史的な町屋建築です。 かつての豪商の邸宅であるこの屋敷は、現在も美しい建築様式を保ち、訪れる人々を魅了しています。
屋敷内には、四季折々の風情を楽しめる日本庭園があり、縁側からの眺めは、時代を超えた趣を感じさせます。 年間を通じて様々なイベントが開催され、「ほっこりおひなさま展」や「白石城下きものまつり」は特に人気があります。
また、蔵を利用した白石和紙あかり展示や、紙製甲冑の試着体験など、地域の文化に触れる機会も豊富です。 JR白石駅から徒歩5分という便利な立地で、入場料も無料。 歴史的建築と季節ごとのイベントを通じて、城下町白石の魅力を存分に味わえる観光スポットです。
私が一番興味を持ったのは、屋敷に使われているガラスです。 今のガラスは透明で、入っているのか分からないくらいですが、昔のガラスは表面が波打っていて、そこから見る景色はとても暖かく感じます。 地震で一部のガラス戸が割れて、新しいガラスに交換されている場所があるので、見比べてみるのも面白いかもしれません。
館内を案内してくれた女性におすすめされた「関東屋」で、温麺を食べることにしました。
やなぎや菓子店のシュークリーム

白石市字長町に店を構えるやなぎや菓子店は、地元で愛される老舗の菓子店です。 特に有名なのが、その名も「ずっしり重いシュークリーム」。 支払いは、主要なキャッシュレス決済が可能です。 シュークリームを手に取ると、名前の通り、一般的なシュークリームよりも重みを感じます。
奥さんと2個ずつ、計4個購入しましたが、紙袋がずっしりと重かったです。 やなぎやのシュークリームの特徴は、たっぷりと詰め込まれた少し固めのカスタードクリームと、薄くてしっとりとした手作りのシュー生地です。 蔵王山麓で育まれた厳選された牛乳と卵を使用しているというクリームは、濃厚ながらもあっさりとした味わいで、まるでプリンを食べているかのよう。 あっさりしているので、2、3個は一気に食べられそうです。
翌朝白石城に行った戻りの道でも、やなぎやさんのシュークリームをもって歩いている方、食べている方を見かけ大人気なんだなと感じました。
こういったものはお菓子のB級グルメというのでしょうか、地元では味わえないものです。一番は茨城県つくば市にあるガトープーリアさんのつくばエクレアです。今回二番目にやなぎやさんのシュークリームがノミネートしました。
関東家のカレー温麺
白石市を訪れたなら、ぜひ味わいたいのが白石温麺(うーめん)です。 約400年前の江戸時代初期に、胃の弱い父親のために、油を使わない消化の良い麺を作ったのが始まりとされています。 一般的なそうめんとは異なり、油を使わずに小麦粉と塩、水のみで作られる白石温麺は、長さが約9cmと短く、つるりとした喉越しが特徴です。 この短さは、献上の際に馬の背に積んでも折れにくいように工夫されたとも言われています。 温かい麺としてだけでなく、冷やして食べても美味しく、一年を通して楽しむことができます。 白石温麺は、白石和紙、白石葛と共に「白石三白」と呼ばれる特産品の一つであり、地元の人々にとって欠かせないソウルフードと言えるでしょう。
お店の引き戸を開けようとすると、自動で開きびっくりしました。 中にいたお店の方に「勝手に開いてびっくりしたぁ」と言うと、いろいろと話してくださいました。 この辺りの温麺屋さんは、店を畳んでしまったところも多く、お店の数も少なくなっているそうです。 関東屋さんは、もともとカレー屋さんで、それを引き継いで今に至るのだとか。
貧乏旅行なので、一番安いものを注文しようと思っていたのですが、お店の方との会話が楽しくなったので、奮発してとんかつカレー温麺と天ぷらカレー温麺を注文しました。 天ぷらはエビ天がメインで普通に美味しかったのですが、とんかつは柔らかく、カレーの中に入っているのがもったいないくらい、かつ丼に合いそうなとんかつでした。
カレー温麺のカレーは、どこか懐かしい素朴な味。 そして、不思議なことに、あの短い温麺がなかなか減らないのです。 温麺だけだと物足りないので、この後コンビニでお夜食にお菓子を買って帰ろうと思っていましたが、丼から温麺がなくなる頃には、そんな気力はなくなっていました。 お腹いっぱいになるとは想定していなかったのでびっくりです。 ちなみに、この後ホテルに帰って、やなぎやさんのシュークリームも食べました。

(続く)
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