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超電導リニア体験乗車に行ってきた2024

超電導リニア体験乗車当選!

先日、念願の「超電導リニア」に乗ることができました!これは、X(旧Twitter)でJR東海の公式アカウントが開催していた「フォロー&リポストで 超電導リニア体験乗車が当たる!走行距離500万キロ記念!Xキャンペーン」に当選したことで実現しました。なんとフォロー&リポストするだけで当たるというキャンペーンでしたが、まさか自分が当選するとは思いませんでした。

「リニア新幹線に乗る」というのは、私の「死ぬまでにやりたいことリスト」に入っていた目標のひとつです。当初は2027年の開業が予定されていたものの、その後2027年以降へと延期。いつ乗れるのかもわからず、途方に暮れていましたが、今回の体験乗車が当たったことで、目標がひとつ叶い、人生の見通しが少し明るくなった気がします。

天気が悪いけど行ってみる

体験乗車できるのは「⼭梨実験センター」(⼭梨県都留市)です。
山梨県まで行くのであれば、河口湖辺りで1泊したい。ですが、天気が悪いので諦めました。やっぱり、風景を楽しめないとなると、気分もどこか沈んでしまいそうです。

行き方も悩みましたが、電車は通勤時間帯にかかるので、今回は車で行くことに決定。首都高経由か圏央道経由か迷ったものの、首都高のトンネルでナビが役に立たないことが多いので、圏央道を選びました。結果、行きは渋滞に巻き込まれてしまいましたが、帰りはスムーズに帰宅できました。

山梨の名物「吉田のうどん」

大月インターで降りて、見学センターに向かう途中でお昼を食べることにしました。Googleマップで「はま寿司」が出てきた時は笑いましたが、せっかく山梨に来たのだから地元の名物を味わいたいと思い、吉田のうどんを検索。レビューによれば「硬い」うどんが特徴ということで、興味を持ち「手打うどん こみや」に行きました。

お店は隠れ家的で、ナビがないと見つけにくいかもしれません。店に入ると、すでに駐車場はいっぱいでしたが、店内はそれほど混んでいない印象。後で分かりましたが、建物の外にもテーブルがあったようです。

11時20分くらいに到着。場所は予習していたので迷子にならず到着。駐車場にはすでに7,8台ほど車が止まっていました。店内に入ると、車の数ほど人がいない。食べた後確認すると建物の左側の外にもテーブルがありそちらでも食べてました。

注文はテーブルに置いている伝票に数量を書いて、会計口で店員さんに渡します。
私は肉うどんを注文しました。水は自分で入れます。うどんは店員さんがもってきてくれます。

出汁は醤油ベースで、鼻に抜ける香りは主張するものがなく、邪魔するものもなくバランスがとれていますが何が入っているのか私には分かりませんでした。(ネットでは昆布や椎茸とレビューで書かれています)

「手打うどん こみや」の最大の特徴は、何と言っても手打ちのうどんです。手打ちならではのバラツキがあります。硬いと言っていたので硬いと思いきや、歯を通すとさくっと通ていく感じです。素朴な飾り気のない小麦で作ったうどんの麺という感じでした。

肉うどんの肉は馬肉です。馬肉は臭みがなく、柔らかく煮込まれており、出汁との相性も抜群です。肉の旨味が出汁に溶け込みうどんと合います。

私が好きなうどんは「福岡県の資さんうどん」です。「資さんうどん」はやわやわうどんです。「吉田のうどん」は「福岡のうどん」の正反対の性格をもつ「うどん」だと思いました。

どきどきリニア館でワクワク感が最高潮

こみやでうどんを食した後、いよいよ「超電導リニア体験乗車」です。
体験乗車まで待ち時間があるので、リニア見学センターに入ることにしました。

駐車場に車を止めて「リニア見学センター どきどきリニア館」まで小雨振る中歩いていきます。その歩いていく途中に体験乗車会場の入口がありました。

後ろを歩いていた親子のお母さんが、「そろそろくるよ」と言った次の瞬間、しゅいーんっとリニアが通過していきました。姿は見えませんでしたが、高速で何かが通過していく音がしました。それは新幹線でもなく飛行機でもなくそんな感じでした。

リニア見学センターで入館料を払おうとすると窓口の方から「リニア体験乗車ですか?」と聞かれました。「そうです」というと、団体料金で入館することができました。そもそも事前にホームページを見るとそれほど面白いものではないのでコスパ悪いので入館予定ではありませんでした。しかし入館することになり団体料金で入館できるとなるとなんとなく得した気分になりました。

館内に入ると、まず目に飛び込んできたのは、世界最速記録を樹立した試験車両「MLX01-2」の実物!こんなに間近で見られるなんて感動です。小さいころ鉄道が好きだったころに一気に戻り、文章では書けないくらいのワクワク感に満たされました。いつも辛口のレビューを書いていますが、このワクワク感に入館料を払うだけの価値はあります。

2階で目に入ったのが、プラレール。ドクターイエローやリニアモーターカーも走っています。ここでもテンションがあがりました。超電導磁石の実物や、リニアがどのように動くのかを分かりやすく解説した展示など、見どころが満載でした。実際に磁力で浮上する感覚を体験できるミニリニアがあります。大人でも乗れるので体感するのも楽しいと思います。1回人一人しか乗れないので、そこそこの待ち時間になります。私はこれからほんまもんに乗るのでミニリニアには乗りませんでした。

3階のリニアシアタ―では、音と振動でリニアが時速500キロで走行する様子を映像が見れます。その速さと静かさに驚かされます。映像は高解像度で、まるで実際にリニアに乗っているかのような臨場感があります。

リニアジオラマもあり、背景がスクリーンになっており、四季折々の美しい風景が映し出され、武田神社や昇仙峡など、山梨の名所が精密に再現されてジオラマの解説が流れていましたので旅行をしている気分を味わえます。

見学ラウンジでは実際に走行するリニアモーターカーが見学できます。時速500キロで走行するリニアの姿を間近で見ることができます。ちょうど実験走行のリニアが走るというのでここから見学しました。おそらくマックス時速500キロの速度ではなく時速300キロくらいの走行だと思います。若干距離があることから然程「はや!」という感じはしませんでした。

ついに超電導リニア体験乗車

受付の時間がせまってきましたので、体験乗車会場に行きました。

入口で受け付けたメールを見せて、施設の中に入って行きます。施設の中に入るのはセキュリティチェック(手荷物検査や金属探知)を受けます。飛行機に乗る時と同じです。次に搭乗券を発行します。発行には受付の番号と電話番号の下4桁を入力します。
搭乗券が発行されると、改札に搭乗券に印字されているQRコードをタッチして、ガイダンスルームに入って行きます。

ガイダンスルームでは指定席の座席順に着席します。着席する席の上にはクリアファイル、乗車証明書、メモ帳、ボールペンなど記念品が置いていました。
着席して全体を見渡すと、さらにワクワク感が高まってきました。
乗車するとトイレはありませんので、予め済ましておきます。

ガイダンスルームで諸注意の説明等、一緒に搭乗する技術員の方の紹介がありました。

説明等が終わるとガイダンスルームの前方の扉が開き、長い廊下を進み搭乗口へと向かいます。まるで飛行機に乗るような感じです。先ほど紹介されたJR東海の技術職員2名が添乗し一人の方が解説を担当されます。

リニア新幹線に乗りこみ席に座ると、ふわっと、新幹線の指定席よりもグリーン車に近い感じの席になっていました。

技術職員の方が説明をしてくれます。
いよいよリニアは走り出しました。走り出した感覚は新幹線よりも飛行機に近いかな。

一旦東京方面へ時速300キロ程度で走行し、そこから後ろ向き!?で時速500キロで走行します。座席の下を見ると回転はしません。後ろ向きで時速500キロです。

時速150キロ程度まではタイヤ走行、そのあとは10cmほど浮いて走行します。2分ほどで時速500キロに達します。

タイヤ走行から浮上走行に変わる時、なんとなくふっとした感じになりますが、分かりにくい。音が変わるので浮いたんだなと分かります。着地の時には速度が落ちていき、トンと振動があるので分かりました。

加速のG(重力)は然程感じません。どんな仕組みなんでしょうか?
時速300キロあたりまでは然程振動は通常の新幹線並みですが、400~500キロは振動を激しく感じます(後ろのモニターの振り返って撮影した)。ただ座っていると新幹線と同じくらいかな。

振動についてはYouTubeのショート動画に上げていますので、この記事の最後のリンクから飛んでみてください。

瞬間時速500キロで走る車内から富士山が見えるとのことでしたが、あいにくの曇り空で見ることはできませんでした。

四本の走行を終え、リニアから降車しました。
先頭車両の見学と撮影を終え、体験場から出ました。

感想

皆さんが書いているように「わぁ、早かったぁ!」て書こうかと思いましたが、そんなに早いと思わず「こんなこのか」というのが、見て乗った感想。付け加えていうなら、時速500キロで走っても静かだなくらいです。

飛行機も乗らず新幹線程度しか乗っていないのであれば、速さの絶対差があるので速さは体感できたのかもしれない。飛行機の離陸時の速度は時速約300キロ、かつふわりと浮く感動的な体感を体が覚えているので然程感動がなかったのかもしれない。しかし走行音や振動は飛行機の離陸と比べればものすごく静かです。

今回私が体験というよりも体感したのは、リニア乗車体験することによって大人になってから久しく忘れていた「ワクワク感」と、「子ども頃の未来へ期待してた純粋な心」を思い出したこと。非常に大きな体験をさせていただきました。

今回当選をさせていただいたJR東海さんをはじめ、現地でお世話頂いたJR東海の皆様方、そして解説していただいたけた技術員の方、心から感謝申し上げます。ありがとうございました。子どもの頃の夢を思い出し、自分の知識経験が社会貢献できるようこれからも短い人生楽しんでいきたいと思います。

体験乗車の申し込みは不定期に行われているようですので、興味のある方は募集があっている時に申し込まれてはいかがでしょうか?(なかなか当たらないらしい)


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