【レビュー】PENTAX Optio S1
今年はミラーレスを買おうとせっせとお金を貯めてきましたが、予定外にレンズを買ってしまったので予算がなくなりました。
買おうと思っていたのが、パナソニック LUMIX DMC-GF2かSONY α NEX-5。
結局両方共型が変わったので、GF3かC3です。
ミラーレスの予算はなくとも、コンデジを買う金くらいはなんとか有りそうなので、リコー CX5かペンタックス Optio RZ18の高倍率ズームのものを買おうかと価格を追っていました。
ちょっとしたお出かけに、小さくて用途範囲の広いものを探していました。
底値には程遠く、まぁ買わなくてもいいか状態でした。
RZ18の情報を探していた時に、PENTAX Optio S1が安い割にはいいとの情報を見てしまいました。
なかなかマイナーメーカーのマイナー品。
実写画像が少なく判断がし辛い状態でした。
価格も底値までいっているので、7500円ならば買ってみようかなっとポチりました。
失敗しても次男坊用で使います。
RICOH GXR+P10を2010/6に買って以来のコンデジレビューとなります。
最近のカメラと比較しようがないので、過去のレビューを元にこれまで持っていたカメラとの比較になります。
RICOH GXR+P10は今で言うCX6のCX3版
Panasonic Lumix LX3は今で言うLX5、高級コンパクトデジカメ
FUJIFILM F30は7年くらいの高級までいかないけど、それくらいのデジカメ。
室内撮り
F30 > LX3 > P10 >> S1
感度を上げていったら、ISO400までは我慢出来ます。
ISO800以上は使い物になりません。
屋内でのフラッシュも使い物になりません。
たまに指で隠れます。
要は室内では使えないカメラです。
写るのは写りますよ。念のため。
という訳でいい作例がないの室内は割愛します。
屋外撮り
LX3 > P10> S1 >F30
基本的に吐く画にシャープ感がありません。
ピントが甘いと言うか、なんというか。
といっても価格から考えればこんなもんかなと思います。
ただし、時たまLX3にも負けない画が出てくるのでビックリ箱となっています。
安物レンズらしくゴーストが盛大に発生します。
強い光源がある場合は要注意です。
色味
S1 > F30 >= P10 >> LX3
ペンタの色合いは大好きです。
見慣れているのもあるからかな。
マクロ撮影
P10 >>>>> LX3 >> F30 >>> S1
マクロ機能はおまけですね。
通常マクロで最短10cm、スーパーマクロで最短5cm。
望遠に行くと1mとほとんどマクロではありません。
操作性とマニュアル機能
P10 >> LX3 > F30 > S1
ほとんどマニュアルは出来ません。
露出補正をグリーボタンにあてています。
まぁこのカメラでマニュアル撮影する気にもなりませんが。
動画機能
P10 = LX3 = F30 =S1
こんなもんでしょ。
記録用です。
その他
良いところ
小さくて軽い、気軽にポケットに入れられる。
電池を外さずにUSB端子から充電できるので便利です。
ただUSB端子の形状が特殊なため、他のデジカメと互換性が無いので不便です。
AUTOPICTモードで被写体に適したモードを選んでくれます。
マクロにも自動的に移行するので便利です。
ただし、たまにトチ狂って遠景でもマクロになることがあります。
28-140mmの5倍ズームは便利です。
無難な範囲で、LX3よりも撮影の幅は広がります。
デジタルフィルターが楽しいような、そうでないような。
ちょっとわざとらしいのが玉にキズ。
HDRで撮影。
青色だけをカメラで抽出してレタッチ。
悪いところ
ピント合わせがイマドキのカメラと比べて遅いです。
きっちりと構えて、撮影する時もゆったりした気持ちで撮影する必要があります。
チャカチャカスナップには不向きです。
レンズが暗いので夜のノーファインダー撮影には不向きです。
手ぶれ補正が効いているような効いていないような。
高感度で手ぶれを抑制してもぼんやりです。
総合評価
評価:★☆☆
小さいので持ち運びに便利で、見た目もカッコイイです。
見た目とは裏腹に、クソな画を吐いたりします。
ペンタらしくハマれば恐ろしいカメラです。
最高点を取れば、LX3並の能力、最低点を取ればトイデジ未満。
イマドキのカメラとしてはデメリットが多いので、やはり2万以上するコンデジが無難でしょうね。
デザインが好きだとか、はまった時の感動を味わいたいとか、ギャンブルしたければおすすめのカメラです。
ブログで使用する分にはS1で十分なので、S1を持ち歩いて楽しもうと思います。
ちなみに今欲しいコンデジは、FUJIFILM X10、CANON PowerShot S100です。