【レビュー】世界一わかりやすいデジタル一眼レフカメラと写真の教科書/中井精也
本格的に撮り始めてこの冬で4年になります。
自分でもまだ4年なのと思うくらい早い時の流れを感じます。
自分の中では、10年くらい時を経た感じがします。
2代目 富士フィルム FinePix2500Z
まだ200万画素のコンパクトデジカメを使っていました。
5代目 Panasonic Lumix DMC-FZ2
一眼を買う直前の2006年です。
この時点でもまだ200万画素のデジカメです。
この辺りでは、作品を撮ろうという思いが強くなってきたと思います。
最初のデジタル一眼は、PENTAX K100Dです。
試し撮りで外で撮影した最初の一枚。
8代目 PENTAX K100D
最初の秋の写真を見てもパッとするものがありません。
1枚選ぶのも苦労します。
8代目 PENTAX K100D
昨年の紅葉の写真です。
4年前とは逆に良いものが多くて、1枚選ぶのに苦労します。
20代目 PENTAX K20D
前にもコスモスで自分の写真を振り返ったことがあります。
【自分史】コスモス写真でカメラ歴を振り返ります
昔に比べて、自分が撮影したいイメージが作りやすくなり、またそれに近い写真が撮れるようになってきたと思います。
年々自分でも進化していることを感じていますが、撮影する被写体が季節物なので、毎年昨年以上のものが撮れるか恐怖を感じながら撮影をしています。
現状が自分の最大ポテンシャルを吐き出していると思っています。
今年は転勤で関西から関東に来たので、気分転換で撮影が出来ていますが、去年の今頃を振り返ると、カメラという趣味を辞めてしまおうかとも思っていました。
自分の理想に追いかけられて、趣味としての写真は正直辛い思いです。
こうして、数々の趣味が過去葬られてきました。
何か自分の原点に、写真として1から何か学べないか本を探しましたが、ピンとくるものはありませんでした。
先日も本屋に行って、いい本がないかと探していたら、「中井精也」という名前を見かけました。
中井精也さんは、鉄撮りで有名な方です。
関東に来て、テレビで見かけました。
これまで好きな写真家の先生はいませんでした。
先生と云う名が嫌いだからです。
人の名前で好きになると言うより、写真そのものを好きになるという方が正確かもしれません。
「中井精也」という名前を見かけて、デブの鉄男の本かぁと思い手に取りました。
サラっと読んで、衝撃を受けました。
私もブログで「きあい流(おもいっきり思い込み)写真講座」というのを書いていますが、私は思いでしか書いていませんが、更に分かりやくす書いていました(当たり前か)。
値段を見ると1800円。
しかし、自分が原点に戻るには良い教材のような気がしてなりません。
もしかしたら、この1800円の投資が、更にそれ以上の価値があるかもしれません。
結局2冊出ていたので、2冊とも購入してしまいました。
本のしょっぱなから、私が思っていることが書いていました。
「何をどう撮るのか意識する」
意識という言葉に同感を覚えます。
練習すると言っても意識ができなければ、練習にならないからです。
写真を撮るのが「単なる義務」、楽しくなくなったというのも同感です。
休みの日にはカメラを持って出かけないといけない、そんな気分になる時があります。
恐らくそういう時がスランプへの入り口になっている可能性が考えられます。
まだまだ、私の知らない世界はたくさんあります。
そして、その知らない世界をたくさんの人に見てもらい、少しでも私達が生きている世界の素晴らしさを伝えたいと思います。
本の内容は8割方知っている内容ですが、突っぱねることなく読むことができました。
DVDもキレイなネーちゃんだったら喜んで見るのですが、嫌々ながら見始めました。
が、面白い内容でした。
中には、それはちょっとどーなのよと言う部分もありましたが、そういうこもとあるんだな程度と少し納得しました。
ちょっと残念なのは、ニコンから発売されているので、ニコンユーザー向けに書かれていることです。
といっても、そんなに違和感があるような感じではありませんでした。
「写真を、楽しんでいますか?」
この本を読んで、何となくですが写真を楽しめるような気持ちになりました。
評価:★★★
これまでいろいろな写真の撮り方の本を読んできましたが、自分が納得できる本には出会えていませんでした。
最近の本では、基本過ぎたりちょっと上を行くと共感できない本ばかりでした。
今回の本は、共感できる部分もあり、素直に取り込める内容になっています。
初心者の方でも十分理解できる本ですが、、特に中級ユーザーでスランプに陥っている方に是非とも薦めたい本です。