【レビュー】smc PENTAX-DA 12-24mmF4 ED AL[IF]
このレンズを買うのに1年ほど悩みました。
使用頻度の多いレンズ
専門というか自分で満足ができる写真は花や昆虫の望遠、もしくはマクロ撮影です。
なので、使用頻度の多いレンズは次の2つです。
TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1 (model272e)
TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di Model A001
標準ズームは2本持っていますが、使用頻度は少ないです。
SIGMA 17-70/F2.8-4.5 DC MACRO
PENTAX DA 17-70mm F4 AL [IF] SDM
この2本でもSIGMAの方をよく使います。
ペンタックス純正は少し写りが甘く自分の好みじゃないんですよね。
SIGMAのレンズ広角端でなんちゃってマクロをよく撮ります。
物欲のきっかけ
昨年ローズガーデンでの撮影時、もう少し広く撮りたいという欲望が湧きました。
しかし嫁も認める広角下手。
自分でも下手くそだという自覚があります。
なので買っても結局防湿庫の肥やしになり、行く先は売却かなと思い買うことができませんでした。
消費税が5から8%に増税する時に、ドサクサに紛れて買っちゃおうかとも思いましたが、結果買うことができませんでした。
それでも諦めがついていないので、たまにネットショップや中古品を見ていました。
たまたまカメラのキタムラのネットショップで中古(新品未開封品)タムロンの12-24mm(SP AF 10-24mm F/3.5-4.5 Di II LD Aspherical [IF] (Model B001) )が35000円くらいで売っていました。カカクコムで見ると最安値で40000円なので非常にお買い得です。
最後は自分で背中を押した
衝動買いしそうになりましたが、いろいろと情報を集めると写りが甘いようなので私の好みではないことが分かりました。
タムロンのレンズを買って満足している人がいる一方で、売り飛ばしてペンタックスを買い直したいという人もいました。
もうここまで情報を知ってしまったら、ペンタックス純正の広角ズームを買うしかないっと勝手に思い込みました。
最後は苦手なことは克服しないといつまでも苦手のまま、これを買って使いこなせないなら広角は諦めよう、そう思い購入を決意いたしました。
撮ってみてびっくり
購入した週の休みの初日は生憎の曇り空でしたが、試し撮りに出かけました。
UVフィルターの上にC-PL(サーキュラーPL[円偏光・C-PL]フィルターを重ねたら見事にケラレました。なのでUVフィルターを外してC-PLフィルターを取り付けました。
今までよりも広く景色が写ります。それが超広角。感動です。
どれくらい違うかというと
これが17mm(35mm換算25mm)
これが12mm(35mm換算18mm)
同じ日に撮った訳ではないのでイマイチわかりづらいかな。
ペンタックスのレンズは少し柔らかい描写をすると思っていたのですが、カリッと写ってくれたのでこれまた感動です。
CP-Lの効果
C-PLの効果なし
C-PLの効果最大
くっきりスッキリした感じがしませんか?
今回使用したフィルターは送料込み1000円でお釣りが来る激安フィルターを使用しました。
気になる接写
これが12mm(35mm換算18mm)
これが24mm(35mm換算36mm)
このレンズの撮影最短距離は30cmです。
もう少し近づければいいのですが、仕方ないかな。
接写はバックを考えないとゴチャゴチャしそうな感じ。
気をつけたいこと
1.水平を意識
今まではマクロとか望遠で撮ることが多いので、水平と言うより構図優先で撮影していました。このレンズを使って何気なく撮影すると左側が上に上がり、右下がりとなります。
なので意識して水平を出さないと、右下がりの写真を量産することになります。
2.下を向いて撮る時に足元が写る
被写体として花が多いので下向きに撮ることが多いのですが、気がつけば自分の足が写り込んでいます。広く写っていることを意識しないといけません。
3.構図の端っこに真っ直ぐなものを置かない
魚眼までとはいきませんが、12mm広角端では歪んでいます。真っ直ぐな建物等あると曲がって写ります。撮影してあとで見て失敗したなと思うことがあります。これも超広角の味として残すのも手なんです。17mmくらいまで望遠に持ってくれば歪は感じなくなります。
今後は
レンズ1本のみで出かける時は、17-70mmを持って行ってましたが、今後は12-24mmがメインになるでしょう。
デジイチ2台体制の時は、70-200mmと90mmマクロ、ブログ用撮影にS110(コンデジ)の時が多かったのですが、今後は出かける時にどの組み合わせで出かけるか悩みそうです。当面はマクロを諦めるしかないのかな。
評価:★★★
想像していたよりも描写がよい。これまで使ってきたペンタックスレンズの中では私と相性がピカ一です。フードが大きく携帯するのに邪魔という話を聞きますが、まだ大きなレンズを持ち歩いているので不便はありません。