このまえカメラのおっちゃんと話をした時の心のなかの声
先日とあるところに撮影を行った時のことです。
三脚を抱えた三人組のおっちゃんを見かけました。
3人で行動しているので、通路に3人立たれると通行止めです。
邪魔だなと思い、たまたまその方々の横を通った時に声をかけられました。
以下 お:おっちゃん、私:私、心:私の心のなかの声
お:写真撮れてる?
私:ボチボチでんな
お:どのくらいカメラやっているの?
私:5年くらいですかね
お:結構長くやっているね
私:まだまだひよっこですわ
お:カメラ二台とは、上手なんだろうね
私:いやいやそれほどでもないですわ
お:ペンタックス使ってるの
私:貧乏なんでペンタなんですわ
お:ペンタックスのレンズの発色いいよね
私:そうなんですよね、ただ純正高いからタムロンですわ
お:たくさんカメラ持ってんの
私:まぁボチボチ3台体制ですわ
お:今が楽しい時期かな
私:そうですね
心:そんなに面白く無いというか、スランプ中なんだわ
私:楽しいとカメラとレンズ増えてくるよね。
心:増えたのは3年前なんだわ、今落ち着いているよ
お:2台持たないで、単焦点一本で撮影した方が上手になるよ
私:ですよねぇ。カメラもAvモードでシャッター押すだけですから
心:(単焦点1本持って遊んだ時代もあったなぁ)
お:最近の色々と機能あるから説明書読んだほうがいいよ
私:そうですね。今度読んでみますわ
心:(同じメーカ使っているし、カタログでどんな機能があるかは知っちょる)
私:あまり気にせずシャッター切ってますわ。
お:それじゃだめだよ。基本はしっかり覚えなきゃ
私:そうですね。勉強しますわ。
心:(正直そうなんですわ、基本通り越して感性勝負ですから・・・)
お:プロの写真をたくさん見て、こう撮りたいというのを見つけたほうがいい
私:そうですよね。
心:(まぁ言うとおりだわ、そんなに見る暇もないけど)
お:そして、写真を見ただけで、それがどこの写真か分かるようにならなければ。
私:それは無理ですわ、マクロ専門なので
心:(ここまでくれは、おっちゃん崇拝するわ)
お:ここで写真撮るんだったら寝転がって撮った方がいい。
私:いやいや、東京のど真ん中でそれは恐れ多い
心:(これだけ人がおったら迷惑やで
人がいない田舎なら寝転がって撮影してますわ
実際這いつくばって撮影しているわけだし)
お:撮った写真見せて。
私:ホイ。
お:これじゃだめだよ
私:そうですか~
お:Aさん、写真見せてやってよ
Aさんの写真を見せて頂きました。
お:花の写真てこう撮るんだよ。
こう撮るんだよと言った写真とは、花と葉っぱが入った写真。
私:露出変えて3枚撮られているんですね。
お:こんなの常識だろ。あんたのも出来るよ。
ほら見て、露出が変わると見栄えも変わるだろう
私:そうですね。
心:(別にそんな事しなくとも、デジタルなんだから
露出補正かけながら撮影すればいいだけじゃん)
次に、はじめから喋っていたおっちゃんの写真
A:ほら綺麗だろ、おっちゃんの写真は綺麗だろ
私:そうですね。
正直基本的な構図ばかりで、私にとっては面白くない。
こんな写真を何十年と撮って楽しいのか問ってみたかったが
答えは分かっていたので聞かなかった。
最後に口数の少ない方の写真を見せて頂きました。
基本は基本ですが、何か心に語りかけてくるものがある写真でした。
一旦別れて撮影していると、おっちゃんがやってきて、
お:だめだめ、そこじゃなくてこっちで撮影しなくちゃ
私:そうですか。気が付きませんでしたわ
心:(今移動しながら撮影しているんだから、時期そっちに行きますわ)
おっちゃんが私のカメラを持って、
お:そうそう、ここから、ここから撮って
私:承知いたしました。
カメラを構えながらおっちゃんに
私:ピントどの辺に合わせんの?
お:広角だからどこでもいい
私:はい。
心:(そりゃないでしょ、ピンの位置で印象変わりますが・・・)
カシャ!
お:どれどれ、いいじゃん、こんな感じだよ
私:良い感じですね
心:(自分が指導した写真はいい写真なのか?)
おっちゃん連中が去ったので、レフ板を出して撮影・・・
していると、おっちゃんが戻ってきて
お:いいもの持ってるねぇ
私:マクロ撮影の必需品ですから・・・
お:どれどれ
と言ってレフ板を持ってくれました。
で、別のおっちゃんがまたきて、
A:こっちこっち、この花撮って
と、指示された花を撮影しました。
お:お、良い感じで撮れてるね。
私:綺麗ですね。
心:(この人達はこんな写真が好きなんだな
これはきあいワールではないし、話が合わへん)
私:スミマセン、いろいろと指導して頂き助かりました。
今日の方の写真の概念は強烈なものでした。
私みたいな天邪鬼な人ではなくて、今から基本的な写真を覚えようとする方には
いい先生になりそうな方々でした。
写真の世界も色々とあって勉強になります。
まぁ、少し基本を勉強していくとしますかね。