【レビュー】Kenko 2.0x テレプラス MC7 DG
PENTAXQが発売となりました。
テレプラスの話なのに、ここでPENTAXQの話なのかというと、深い事情があります。
PENTAXQは、コンデジと同じ豆粒センサー(1/2.3型裏面照射型CMOSセンサー)を使用した、レンズ交換式デジタルカメラです。
35mm換算する時は5.5倍します。
一方まだ噂の段階ですが、PENTAXの一眼で使用されているKマウントを変換してQマウントに取り付けられる「KQマウントアダプター」が出てくるらしいのです。
となると、QとKQマウントアダプターを買えば、今持っているKマウントのレンズが超望遠レンズに生まれ変わるのです。
例えば200mmだと、1100mmの超望遠が出来るのです。
望遠やマクロ撮影が大好きな私にとっては、非常に面白いおもちゃな訳です。
TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1 (model272e) を取り付けたら、どんなマクロ作品が出来るのだろうかとワクワクです。
でも気持ち、待ってらんねぇって感じです。
200mmくらいのマクロレンズ買って遊ぶのもいいかも知れないと思い探しました。
180mmのマクロがありましたが、ディスコン(生産終了)となっています。
そうなってくると、物欲が止まらなくなります。
ふと、思いました。
そういえば、テレプラスなる製品があったな。
まぁ、PENTAX純正よりも遥かに安いし、ひとまず確保しとこうということでポチリました。
早速試写に行きたいのですが、台風12号の影響で風が強いです。
ですが、雨が降っていないので撮影に出かけました。
TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1 (model272e)とTAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di Model A001を持って行きました。
とりあえず風が強いので、花が揺れ動いています。
無謀だということを思い知らされました。
その中で撮影しましたが、被写体ブレなのか分からない現象が起きています。
そう言えば、手ぶれ補正が有効なのか分かりません。
手ぶれ補正マークは出ているのですが、おそらく聞いていると思いますが、データとしては90mmのデーターがいっているものと思われ、90mmの倍の180mmに設定し直したほうがいいような気がします。
ただし、焦点距離入力はグレーアウトされているので、設定はできないようです。
結局、感度を上げてシャッタースピードを上げることで、ブレはある程度解消されました。
PENTAX K-5 + TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1 (model272e) + KENKO 2.0 TELEPLUS MC7 DG
次に悩んだのが、露出です。
どちらかというと飛び方向になるので、シャッターを切りながら適正な露出を探さなければなりません。
タムロン90mmで方向性をつかんで、A001をつけてみました。
こちらは、ものを大きく写すより、遠くのものを近くにしたり、画角整理で使う感じです。
400mm(600mm)望遠は、使用用途が限られてくる感じで、使い込まないと分かりません。
A001はそのまま使ったほうが使いやすいかもと思いました。
PENTAX K-5 + TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di Model A001 + KENKO 2.0 TELEPLUS MC7 DG
家に帰ってパソコンの画面で見ると唖然です。
コントラストが本来のレンズより失われて、安いレンズの色合いになっています。
さらに立体感が失われて、思った感じでの撮影ができていません。
ピンがきていなく、ピンが合っていてもシャープさが全くありません。
歩留まりは1%未満ってところかな。
今回の反省を生かせば、更に歩留まりは上がりそうな気がしています。
PENTAX K-5 + TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1 (model272e) + KENKO 2.0 TELEPLUS MC7 DG
ただ、上手くハマればいい感じに撮影でき、今までに見たことのない世界が広がっています。
PENTAX K-5 + TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1 (model272e) + KENKO 2.0 TELEPLUS MC7 DG
これから彼岸花とコスモスのシーズンに入ります。
いままでにない世界をどれだけ写せるか?ワクワクしてきました。
TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1 (model272e) で1円玉を撮影したら、どの程度大きくなるか撮影しました。
PENTAX K-5 + PENTAX smc PENTAX-DA 35mm F2.8 Macro Limited
PENTAX K-5 + TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1 (model272e) + KENKO 2.0 TELEPLUS MC7 DG
結構大きくなります。
最短距離は同じです。
今日はコスモスを被写体として撮影してみました。
PENTAX K-5 + TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1 (model272e) + KENKO 2.0 TELEPLUS MC7 DG
PENTAX smc PENTAX-DA 35mm F2.8 Macro Limitedを使ってみました。
はじめは70mmになるだけだから意味ないなぁっと思っていましたが、最短距離は同じなのでより大きく写すことができました。
でも、タムキューより若干画質が落ちる感じがします。
TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1 (model272e) + KENKO 2.0 TELEPLUS MC7 DG
と
TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di Model A001
でほぼほぼ同じ画角になるようにして撮影しました。
PENTAX K-5 + TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1 (model272e) + KENKO 2.0 TELEPLUS MC7 DG
PENTAX K20D + TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di Model A001
テレプラスを使った方が若干飛び気味です。
手前から二本目の気にピントを合わせたのですが、A001のピンはどこに来ているのやら。
露出さえ合わせれば、遠景についてはレンズ本来の味をあまり殺さない気がしました。
近接撮影は、よく分かりませんがレンズの味を殺す気がしています。
いろいろ撮影して分かったことがあります。
どうやら手ぶれ補正は効いていないような感じがします。
シャッタースピードが1/100以下では手ぶれが多発しています。
最低1/200,1/400程度までもっていかないとダメみたいです。
これでは、やはり三脚が必須なんでしょうね。
三脚買うかなぁ。
それと、SSを上げるには感度も上げないといけないので、画質が荒れてしまいます。
マクロ用のフラッシュ、もしくはライトを用意しないといけないような・・・
何にしても、見たことがない画を撮るにはカネがかかります。
失敗も成功のもとで、面白いところでピンがあっていい感じの写真が撮れました。
とりあえずは、シャッターをガンガン切って後から良さそうな写真を選ぶのがいいかも知れません。
と、ここでPentaxQ の話に戻りますが、こうやって超望遠マクロをやっていると、PentaxQ +KQマウントアダプターでタムキューを取り付けたとしても、かなり技術が必要な気がしてきました。
安易に超望遠が出来るから、買っちゃえは後々後悔しような気がしてきました。