【レビュー】OLYMPUS μ-550WP
購入動機
ただ単に防水デジカメが欲しかっただけ。
地上での撮影も飽きてきたので、少し刺激が欲しかったのです。
比較した機種は
FUJIFILM デジタルカメラ FinePix (ファインピックス) Z33WP
Panasonic 防水デジタルカメラ LUMIX (ルミックス) FT1
特に画質にはこだわらず、安くて水の中でも撮れる機種ということで、μ-550WPを購入しました。
細かくレビューを書こうかと思いましたが、防水機能以外は、これまで使ったデジカメに勝てるところはありません。
ピントが合うのが非常に遅く、タイムラグも遅いため、撮影して２テンポ位遅れてシャッターが下りていました。
原因を探ると、どうやら顔認識が邪魔しているようでしたので、外しました。
これで、不満が出るような遅さから開放されました。
たしか、NIKONのS600の時もこんなことがあったような気がします。
室内撮りはどうしようもありません。
フラッシュを焚けばそれなりに撮影は出来ますが、雰囲気を出すためにフラッシュなしでは無理です。
特にISO1600まで上げると、昔のビデオのような絵になります。
手ブレ補正がついてないはずなのに、結構低速度のシャッターでも粘ってくれました。
38mmでシャッタースピード1/5秒です。
動画は、晴天だとスミアが出まくりで、綺麗とは言えません。
しかし、曇りもしくは水中ではいい感じに写ってくれます。
レンズバリアに水滴がつくと、スーッと散ってくれますが、飛沫がつくと残ります。
その時は、一旦水につけると、飛沫が取れます。
水滴がついた状態で撮影した写真は、少しショックです。
画質比較ですが、
上から順番に
OLYMPUS μ-550WP
Panasonic DMC-LX3
PENTAX K200D + TAMRON AF 28-200mm F/3.8-5.6 Aspherical-IF(Model471D)
小さいサイズでも、550WPは、少し解像感がありませんが分からないレベル。
等倍で見ると、ちょっと厳しいかな？
風景を撮るのに広角端38mmは厳しいです。
LX3のように広角端が24mmだと、見た目に全然違いますね。
レンズ自体が解像感がないものなんでしょう。
水中の撮影の被写体は、子供が写っているものばかりなのでアップできませんが、撮る時も楽しい、後で見るのも楽しい。
これまでにない楽しさが味わえました。
風景と比べて、水中や水上で撮った写真は画質の悪さは気になりませんでした。
レンズも広角ではなく、標準域の38mmですが全く気になりませんでした。
液晶は、陸上では特に問題ないのですが、水中だと少し見づらい。
正面に持ってくれば、問題ないのですが、なんせ水中なんで体が浮いてしまい、液晶を斜めから見ることがあります。
あと、スモークのゴーグルをつけたりもしていたので、そのせいもあるかもしれません。
液晶の明るさをブーストすると少しは見えやすくなります。
記憶媒体は、SDカードではなく、頑固にXD-Picture Cardです。
ただし、microSDを変換するアダプターがついているので、microSDカードが使用できます。
おそらく、速度の速いmicroSDを使用してもXD-Picture Cardが遅いので、記録には時間がかかるようですが、たぶん一般的なデジカメと大差ないと感じます。
パソコンに取り込む端子が、PENTAXやPanasonic形状が違うので、追加で購入した時は、差し替える必要が出るので少し手間かもしれません。
私の場合は、カードリーダーを使っていますが、運悪くXD-Picture Cardが使えないので、アダプターから外して、microSDを挿して読み込ませています。
ペンタやパナは、一本USBケーブルを挿しっぱなしでカメラから直接取り込んでいます。
プールサイドが似合うこの一台。
ついでに、プールに沈むと、プールのそこの色と同化してしまい分からなくなります。
評価：★★☆
解像感がイマイチなため、日常の撮影に使用すると不満満載だが、プールサイドでの使用では気にならないレベルの画質です。
広角があったほうがいいかなぁって思いましたが、これまたプールサイド限定では、気にならない。
さらに、手ブレ補正がないのでブレブレかなぁって思っていましたが、なくても撮れてます。
ということで、かなり期待を裏切っていい結果となりました。
他の防水デジカメの実力は知りませんが、プールでの撮影に限ると満点をあげていいと思います。
ただ、どの防水デジカメでもそうなんですが、パッキンの入れ替えを一年に一回する必要があります。
まぁ、２年目以降は、潰す覚悟で使うつもりです。