日経平均株価大幅下落の惨劇201508(追記あり)
株式投資のきっかけ
2012年8月から自分のヘソクリを株や投資信託へ投資を行っています。
株式投資などは一種のギャンブルと考えていますので、ギャンブルが弱い私はそれまで株式などの投資をせずに定期預金等でヘソクリを温めていました。
ある時にイオンやビックカメラの株を持つと株主優待でお得という話を聞き、リスクはあるものの低金利で預けているよりも少しは有利かもしれないと、いや資産が増えて買い換えたくても買えない車やカメラ、パソコンが買えるかもしれないと更に欲がでてきて、株式投資を行うことにしました。
株式投資方法
資産のポートフォリオは株式に50%、投資信託に50%を基本にしており状況によっては多少配分を変えることがあります。
スタイルとしてはスイングトレードをベースとしたまにデイトレードを行います。
長期的に持つ株としては株主優待が優位なものだけ残し、株価がある程度上がれば売却し下がれば買い戻すというスタイルをとっています。
株を始めた当初はアベノミクス効果で、買えば上がるのでマイナスになることはなく一時はヘソクリが最大で1.3倍ほどにまでなりました。
アベノミクスの波に乗って好成績の人は2倍になったという話を聞きますので、私がいかにギャンブルに弱いのかを露呈しています。
最大で1.3倍と書いたのは一旦は増えたものの、2歩進んで1.9歩下がるような状態になっているからです。
含み損を入れてもここ三年間はマイナスになった年はありません。
始めた最初の段階でプラス収支になったことが、「たとえ大きくマイナスになったとしてもプラス分を食いつぶす前に手を引けばいい」という余裕になっていると思います。
2013年5月23日の大暴落で学んだこと
買えば儲かるという状況の中、トリプル・ブルという「株式市場全体の日々の値動きの概ね3倍程度」となる投資信託に手を出しました。
正直資産が加速して増えていきましたので、株式投資からトリプル・ブルへ資産を移しました。
今思えば大暴落する前が、私の投資人生の中でヘソクリ最高値でした。
未だにこの最高値を超えたことがありません。
さて2013年5月23日に日経平均は終値で前日比1143円28銭安の14483円と大暴落しました。
この時はほとんどがトリプルベアに資金を投入していたため、資産の目減りが半端ないものとなりました。
何もわからないド素人なので、このあとは反発して元に戻ると思っていましたし、損切りはしたくないとの思いが強かったのでしぶとく持っていました。
しかし次第に不安になり、一旦損切りして下がりきったところで買い戻す作戦を決行しましたが、決行した日が底値となり、怖さもあることから再びトリプルベアに投資することはありませんでした。
当時を振り返ると暴落して3日以内に手放すことができれば、資産の目減りは少なかったと思いました。
なのでリスクがありそうな時はすぐに損切りして、それ以上のリスクを回避し、もし値上がりしても気にしないことにしました。
気長に元の金額になるまで待つということも考えましたが、損切りし他の株に投資した方がより良いと判断しました。
2015年7月8日の暴落
2015年7月8日にギリシャ債務問題と中国・上海株式市場の大幅下落を受け日経平均株価は値下がりは638円で、終値は19737円となり、翌9日には19115円まで株価を下げました。
銘柄毎の株価予測をするのが億劫になってきたので、日経平均1本集中予測に切り替え、今年4月からは日経平均ベア倍ブル倍のETF投資を行ってきました。
ほぼデイトレに近い売り買いを繰り返し、マイナスも発生することがあるので極わずかの利益を出しながらやってきました。
大きく儲けることはありませんが、少しずつ資産が増えてきていたので手法としては間違いはないと思っています。
7月8日はブルもベアも持っていたので、利益確定と半分損切りで動き、9日で損切りした半分を買い戻しましたの大きな損出はありませんでした。
ただしこのような動きの時にブル型(上昇)を買い戻し過ぎて買付余力がなくなり、平均取得額に満たないままでの損切りを余儀なくされることがあります。
そのため資金の半分は余剰となるように運用するように取り決めを行いました。
今回の大暴落
8月上旬まではほぼほぼ日経平均株価の動向予測は当たっていました。
お盆前くらいから予測した反対の動きをしており、上がると見て買ったブル型の株式数が膨れ上がって来ていました。
またお盆明けには株価は一旦上がると見込んでいたのでそのままにしていました。
8月18日から始まった「中国株価急落をきっかけに、世界経済の先行きに不安感」によるですが、翌日には半分ほど損切りし、ベア型をすべて売却し少し補填しました。
8月20日には底値と判断しブル型を買戻し、押し目買いを行い買付余力が底をつきました。
しかしそこが本当の底ではなく、朝方先物の動きを見ると更に下落していましたので、8月21日の寄りで更に半分損切りし、寄りから引けまで下落していきましたので引けで買戻しを行いました。
今年の利益の半分を失い、大きな含み損を抱える格好になりました。
買戻しのタイミングが損失を拡大させた事例となりました。
お盆明けに一旦上昇しその後小さく上下しながら、9月上旬頃には一旦19700円程度まで調整が入るとのシナリオを描いていたのですが、お盆明け早々に下落したのは非常に痛かったです。
私の日経平均株価の予測はいろいろなニュースを見ながら行っていますので、一般的な動きの想定と思っています。(味付けにアノマリー)
その一般的な動きの想定が逆の動きになるということは、世界の動きがおかしくなっていると判断した方が良かったのかもしれません。
ちょっとおかしいなと感じたらリスク回避するようにしようかなと・・・思っているだけです。
今後の予想
ド素人の予想なので適当に読み流してください。
というか、たぶん一般的な予想だと思います。
直近では8/27までは大きい上げ、小さい下げの波で進み8/28は前日より下げて終わると考えています。
9月に入っても大きな上げはなく9月中旬までは外乱がなければ小さな上げ下げで進み9月下旬上昇し、10月上旬から調整、11月から年末にかけて上昇し大納会は21,000から21,500円で今年は終わったらいいなと思っています。
【初回公開日時: 2015年8月21日22:14】
8月22日朝所感
【追記: 2015年8月22日】
昨日で下げ止まりするであろうと思って朝を迎えたのですが、状況は変わらず(悪化進行状態)で、日経平均先物 CME(円建て) で前日日経平均株価終値より461円下がって18,975円となっています。
プラス材料がなければ、週明け月曜日は19,000円付近からスタートすると思われます。
世界的に株価が全面安となっている状態ですが、何かスゴイことが起きているようではないです。
記事を読みあさると「市場心理の悪化」という言葉が目につきます。
自動売買などありますが、基本は人間なので「やだなぁ」と思ったら株価は下がる方向にいくと考えています。
「やだなぁ」と思う人間が増えれば増えるほど、加速的に「悪化」していきます。
ギリシャ問題、中国経済の後退、ニューヨークダウ工業株30種平均大幅下落と何か問題が発生すると次から次へと問題が表面化してきます。それがさらに「市場心理」を悪化させることになります。
いまのところの好材料の話はありません。
素人的には当面(1ヶ月程)様子見の状態でいた方がよいと考えています。
(了)