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【骨折】左足の親指につながている骨(第一中足骨)

トホホの始まり

昨夜階段を降りていた時のこと。仕事のことを考えながら降りていました。頭は階段の数なんて数えていませんので体任せで降りて行っていました。と、あらら「ゴールのはずなのに階段床がなーい」そう思いながら少々高い位置から床に向かって左足が衝突しました。

まぁよくあることで、いつも「あらら」と思った瞬間、体が受け止めようとジャンプしているのね。でもこの時ばかりは全く体が反応せずに左足が床に向かって衝突、いや激突した訳なのです。足首でも捻挫したかと思いましたが、痛い場所が足の甲なのです。とりあえず肩こりとか腰痛の時にヌリヌリする薬を塗っておきました。

痛みがあるものの、支障があるものの家の中を歩くことができていました。椅子に座った状態から立とうとすると激痛が走りました。合わせて寒気、悪寒も走り始め体がガクガクブルブル状態となりました。

もしかしたらこれって骨折している可能性があるということですか?そう思い左右の足を見比べてみました。右足は青白い足。右はホンノリ赤くなっています。腫れているという感じはなく、赤くなっている程度。これが青紫になったら骨折確定だな。まぁ痛いけど明日の朝になったら痛みがひいていることを祈りながら寝てしまおう。

痛くて寝れない

寝てしまおうと言っても、痛みがあるのでオチオチ眠りにつくことができません。赤くなっているから一先ず冷やしたほうがいいと思い足の甲を冷やしながら寝ました。寒気は止むことがなくガクガクしていましたが何とか眠りましたが、2時間ほどで目が覚めてしまいました。

目がさめたのでトイレに行こうと起き上がろうとしますが、左足を着くことができません。きっとこれは悪夢だ、明日の朝になったら何事もなかったかのように歩けるはずだ。二足歩行が無理なのでハイハイして階段まで行き、片足で階段を降りて行きました。運が良かったのは転勤のため借りた家が高齢者仕様になっており、手すりが階段とトイレに付いていることでした。

布団に戻り寝ようとしましたが、眠りにつくことができません。体も疲れてきたのでなんとか眠ることができましたが、今度は体が暑くて目が覚めました。汗だくの状態で朝を迎えました。

朝を迎えた

なーんだ気のせいだったんだっと起きようとすると・・・現実なのね、これが現実なのね・・・歩けません。どうあがいても二足歩行は無理です。四足歩行だと大丈夫なので四足歩行で移動します。何とか片足ケンケンして一階は移動します。

この状態で駅まで歩き満員電車に乗って会社に行くなんて「無理!」松葉杖があれば何とか行けそうな気もしましが、タイミングよく家に松葉杖なんかあるわけない。骨折しているなんて確定ししたくないから病院に行きたくない。でも会社に行かなければならない。選択肢はひとつ。病院に行くこと。

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見た目明らかに左足の甲が腫れています。

整形外科に行く

整形外科でも外科でもいいから病院に行きたいのですが、家の周りには整形外科がありません。会社の近くがいいのですが、会社の近くまでとてもじゃないけど歩けない。左足負傷なのでなんとか車なら移動ができます。7月に肋骨を痛めた時に何箇所か見つけた病院があることを思い出しました。その中でもスポーツというかそっち系が強うそうな病院に行くことにしました。

病院に行く前に考えたことは、整形外科といえばジジババの憩いの場所、となれば朝早くから並ばないと診察の終わりが遅くなる可能性があります。早く終わって会社にも行きたいので、ならばと1時間前につくように家をでることにしました。が、何をするにしても不自由な状態で、靴下が履けない、着替えができない、靴が履けない。なんだかんだやっていると、病院についたのがオープン45分前でした。

駐車場はほぼ埋まっています。入口に行くともう10人くらいの方が並んでいます。うそだろ?そういう思いでした。あとから来たおっちゃんが「ここはいつも多いよね」と言いました。「「まじっすか?他に整形外科このへんないのですか?」と聞き返すと、「そうだね、この辺少ないし、ここの先生いいみたいだからね」と言っていました。

いい先生はウエルカムなんですが、私的には憩いの場に長時間居たくない。ちゃっちゃと終わらして帰りたいし、次の予約が1ヶ月後だとどないすんねんって気分だし、別の病院に行こうかとも思いましたが、もう移動する元気もないし・・・。ジジババになった気分でゆっくりと待ちますかね。

病院の建屋の外に並んでいたのですが、運良く丸イスが空いていたので座っていました。お天道さんがサンサンとてっており気持ちいい状態でした。お茶をすすりながら、せんべいでもかじりたい気分でした。

会社に報告しておく必要があるので上司に電話しました。第一声私「二足歩行が不可能なので、病院に行って出社します」上司「・・・、は?」補足で私「足を痛めて足が地面に着けないので、病院に来てます。診察の結果が分かったら再度電話します」

やっと中には入れる時間となりました。後を振り返ると更に10人ちょいの人が並んでいます。オープン前で30人近い人がいます。中に入ると病院の人がすぐに気がついてくれて車椅子を用意してくれました。今まで車椅子を押したことがあっても乗ったことはありません。どうしていいのか分からないでいると、病院の人が端っこの方に寄せてくれて、ここで待っててねと言いました。

診察を待つ

「ここで待っててね」と言われても、通路のコーナ。人が通っていきますよ。左足の先っぽが車椅子の外にはみ出しているわけですよ。誰か人が通る時に、この左足の先っぽを「ツン」って当たったら。わたしゃぁ「ギャー」ですよ。人が通るたんびに手で足を浮かして、インサイドに引っ込めました。インサイドに引き下げた状態にすればいいのですが、丁度痛い位置に足置きが当たるのです。

病院の人が「予約の人が優先なので時間がいつになるかわからない」と言います。そう言われてもこの状態では待つしか選択肢がないと思われます。「ハイハイ、いつまでも待ちますよ」

30分ほどしてレントゲンの人が来て、レントゲン室に連れ込まれました。レントゲン撮るんですよ。靴下脱いでくださいと言われ脱ごうとしますが、痛くて脱ぐことができません。レントゲンの人が手伝おうとしましたが、なんとか自力で脱ぐことができました。レントゲンを上からと横から撮影して終了。

更に40分ほど経ち診察室へ入りました。そこにいたのは先生ぽい人ですが先生じゃない人。レントゲンの写真を見て「ここだねぇ、線入っているでしょう」と。最近のはデジタル化されていて、拡大や移動ができるのね。拡大しなくても分かりましたが、なるほど線が一本入っています。

くそー、骨折かぁ、1ヶ月かかるんだよなぁ、最低でもね。ギプスなんかしちゃうんだろうか。あれ面倒だよね、風呂はいるの大変だし。夏じゃないからまだマシかも知んないけど、指先出てしまうから寒いやろ、どうすんだろな。おーこわ。

診断結果は「第一中足骨骨折」

色々考えていると先生がやって来ました。レントゲンを見て、「珍しいところ骨折したね(第一中足骨)」と一言。まぁ俺なんで珍しいこと多いっすっと言いたかったですが言いませんでした。普通折らないところみたいです。先生が触診するのですが、痛いところつきますよね。でも直接じゃないので激痛というほどでもありませんでした。

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ちなみに折れていた所は赤丸のところ。

治療方針を色々と検討して頂きましたが、どうやら私が痛がりすぎるので、少々お困りの様子。先生の方針としてはギプスで固定する程でもないので、なんとか補助具で自力で歩けるようにしたいらしいのです。例えばカカト歩きをしてくださいと言われましたが、激痛が走るのでムリムリ。

最終的には私の判断になるのですが、ある程度痛みが引いてから先生の自力で歩ける方針を受け入れたいので、ひとまずは松葉杖で生活することを選択しました。

松葉杖生活確定

運動療法士の方から松葉杖の指導を受けました。松葉杖は初めての体験ですが、運動療法士の方の口がうまくて「いいですね~」の言葉にのせられちゃった。ホントコツなんか分かっていないのにね。家に帰って練習したらなんとなくコツが分かりましたが、結構体力使うので会社の往復ができるか不安が残ります。

松葉杖を受け取り、支払いを待ちます。これまた長いのよねぇ。30分くらい待ちました。これから薬とりいかないといけないのよね。

薬局行く前に上司へ連絡しました。「名誉の負傷どうだった?」と上司の第一声。「骨折してました(笑)この時間なんで今日は休みます」仕事が立て込んでいるので今後の予定に不安なところがあるので、後日相談ということで電話を切りました。

プチ感動

薬局に行き椅子に座ろうとすると開いていません。そこでジジババが「どうぞどうぞ」してくれます。なんかね、嬉しくて涙がでてくるのよ。嬉しいのもあるけど自分が情けなくって涙が出てるというのもあります。薬局はそれほど待つことがなく、湿布と痛み止めを処方されあとにしました。この時点でお昼を回っています。

家に帰って痛み止めを飲むと、多少は痛みが引きました。痛みが半分とまでは行かないのですが、先生が言っていたかかと歩きにチャレンジしました。痛みがあるものの何とか歩くことができましたが、速度が実用出来ではありません。また体重をかけた歩き方もやってみましたが、痛すぎて無理でした。あまり足を使わないでいると筋力が衰えるのでできるだけ体重をかけた歩き方をやってくださいとのことでした。

今後心配なこと

松葉杖で不安なのが東京の通勤ラッシュ。幸い行き帰り始発があるのでそれに乗れば座ることができますが、移動が不安なのです。ご存知のかたはご存知と思いますが、人の密度と移動速度。不思議とこっちに来て3年程電車通勤していますが、松葉杖付いている人を見かけた記憶がございません。おそらく通勤ラッシュを避けているものと勝手に思っていますが、行きはいいとしても帰りは、早く帰っているんでしょうかね。松葉杖生活第一日目はいつもの通り出社し上司と相談します。

つぎに不安なのが週1回の出張です。今週は出張がないのでいいのですが、来週から3週ほど続けて出張予定が入っています。おそらく「ダメ」との上司命令が出されると思うのですが、いろいろとやんなっきゃ回らないことが多々あるのよね。その作戦を月末から考えていてこの始末。飛行機と新幹線を使うのですが、飛行機に松葉杖を持ち込みできるかを調べると持ち込み可のようです。飛行機も新幹線もそうですが、トイレに行く時が面倒だなと思います。席の位置次第なんでしょうけど。通路側を何とか押さえとかないと迷惑かなと思うのですが、通路側って松葉杖置くところないしね。何にしても不便です。

痛みが引くのに1ヶ月、腫れが引くのに3から6ヶ月。そう言えば肋骨をやった時(この時は生活出来ていたので病院には行ってない)も痛みが1ヶ月で引いたけど3ヶ月くらいはチクチク痛かったなぁ。とにかく松葉杖だと不自由なのでゆっくりでいいから普通に歩けるように早くなりたいな。

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健康整形外科,骨折

Posted by きあい